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サイクル ロードレース コラム 2018年9月2日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2018 第8ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ラファル・マイカの牽引で集団はゴール前へとなだれ込む

ラファル・マイカの牽引で集団はゴール前へとなだれ込む

全長195kmのコースの、序盤185kmは、つまり特別なにも起こらなかった。ところがステージも残り10kmを切ると、そこから先は息つく暇もないほど、ハイスピードなフィナーレがやってくる。

総合系チームもこぞって集団前方へと競り上がり、突如としてポジション争奪戦へと殴り込みをかけた。モヴィスター、アスタナ、チームスカイは前方位置で加速を仕掛け、集団を長く細く引き伸ばした。ラスト5kmからは、スプリンターも総合系も擁するボーラやロットNL・ユンボ、ミッチェルトン・スコットが、恐ろしいほどに強烈なスピードアップを繰り返した。

残り800mに待ち構える小さなロータリーに、すでに半分程度にまで小さくなっていた先頭集団は、超高速で雪崩込んだ。そして素早くUターンをこなすと、フィニッシュラインへと続く坂道へと全速力で突っ込んでいった。

全長600mの最終坂は、平均勾配5%を超えた。ツール山岳賞2度の名クライマーであるラファル・マイカが、総合3位エマヌエル・ブッフマンと区間勝利候補サガンの2人を背負って、真っ先に猛烈な前進を行った。カーブを抜けて最終ストレートに入ると、22歳のイバン・ガルシアが気の早いスプリントも試みた。

「ファイナルが僕向けの地形だとは、あらかじめ聞かされていたんだ。ただし第一目標は、総合のタイムを失わぬこと。あとはその場の状況次第で動こうと考えていた。でもチームが僕を完璧なポジションへと導いてくれたし、なによりラスト500mは上り坂で、まさしく僕に向いていた……」(バルベルデ)

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