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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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コース上には3級峠が2つだけ。その2つ目の上りが近づくにつれて、タイム差は急速に縮んでいった。いよいよ道が上り始めると、最後の可能性にかけて、ウッズが独走へと打って出た。登坂口でいきなり集団落車が発生し、追走速度はほんの一瞬ながら鈍った。しかも道幅は極めて狭く、舗装状態は最悪で、小砂利があちこちに散らばっている。もしも山頂まで逃げ切れたら……その後の下りを利用して、再び後方を突き放せるかもしれない。
しかし大多数のスプリンターたちを振り払いつつ、スカイやモヴィスター、さらにはロットNL・ユンボがハイテンポを刻んだ。残り13km、山頂のほんの手前で、ウッズは後方へと引きずり降ろされた。
まんまと先頭を取り戻したメイン集団だが、決して落ち着きを取り戻さなかった。下りに入ると同時に、ルイス・ギリェルモ・マスが先行を試みた。残り9kmでは、極めてテクニカルなカーブをこなしている最中に……もちろん舗装状態や小砂利はそのままに……メイン集団の先頭を走る3人が地面に滑り落ちた!しかも、その1人がクヴィアトコウスキーだったものだから、ライバルたちは途端に色めき立った。
30人程度に小さくなった先頭集団には、もはや秩序など存在しなかった。ジャンルーカ・ブランビッラがアタックを打ち、さらにジョージ・ベネットが飛び出し、残り5.5kmではヘスス・エラダが猛烈な加速で単独先頭を奪い取った。
その直後、道は、突如として広い直線道路に入った。エラダの背後では、総合優勝候補のナイロ・キンタナやミゲル・アンヘル・ロペスを筆頭に6人が塊となって、なにやら仁義なき抗争を繰り広げた。
「最終盤はとにかく難解だった。まるで戦争だった。細道に、テクニカルな下りに、落車に、総合本命たちのアタックに……。でも最後の直線を走りながら、考えたんだ。『自分も何かトライしなきゃならない』って。たしかに僕だってスプリントはそれほど苦手じゃないけど、だからって6位とか8位とかで満足してしまっていいのか、って」(ガロパン)
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