人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
リードが順調に広がっていくにつれて、逃げ切りの確信を強めた前集団は、フィニッシュまで90kmも残して早くも駆け引きを始めた。真っ先に飛び出したのはステファヌ・ロセットとアレッサンドロ・デマルキの2人だ。
しかしコフィディス所属のフランス人は、長くは先頭を維持できなかった。ツイッターで「4日連続で飛び出すべきか、やめるべきか」を問いかけ、ファンの意見に従ってプロトン内で静かに過ごす方を選んだ山岳賞ルイス・マテマルドネスのために、1つ目の山岳でポイント潰しに走ったせいかもしれない。他の逃げメンバーにようやく1分半近い差をつけたというのに、残り65km、無印の厳しい上り坂でずるずると脱落してしまう。デマルキは予定外の独走態勢に入ってしまった。
後か不幸か、突如として、援軍がやってきた。下りを利用して矢のように飛び出したクラークとモレマが、残り52km、デマルキに追いついたのだ。グランツールで大逃げ勝利を手にした経験のある実力派ばかりが、こうして前線に揃った。その先はフィニッシュ間際まで上手く協調体制を取りながら、平均年齢31.7歳の3人は逃げを続けることになる。
後方に取り残された逃げの友たちは、代わる代わる追走を企てた。本来はティボー・ピノのアシスト役としてブエルタ入りしながら、この日は自由に走る許可を得ていたモラールも、積極的に加速を切ったひとりだった。
「目標はひたすらステージ優勝だった。マイヨ・ロホのことなど、最終盤まで本気では考えていなかった。ただ次々とアタックが起こったし、25人もいると、うっかりしてるとすぐに後方に沈んでしまう。それに僕自身が総合のことなど考えていなくとも、周りからはかなり警戒された」(モラール)
終盤の2級峠の上りで、ようやく周りを振り払うと、モラールは抜け出すことに成功する。ダヴィデ・ヴィッレッラとフローリス・デティエと共に、前を行く3人を追いかけ始めた。登り始めには1分40秒近く離されていたが、フィニッシュ手前26.7kmの2級山頂では、差を44秒にまで詰めた。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月17日 午後7:45〜
-
4月21日 午後7:30〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
-
Cycle*2024 リエージュ~バストーニュ~リエージュ ファム
4月21日 午後11:55〜
-
4月7日 午後6:05〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (04/22)
4月22日 午後7:00〜
-
J SPORTSオンラインショップ インフォメーション #1
4月19日 午後5:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!