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サイクル ロードレース コラム 2018年7月30日

ツール・ド・フランス2018 第21ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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もちろん2007年王者のダニエーレ・ベンナーティは、最終日もスタート地にやってきた。ただ当時は花形トップスプリンターだった彼も、37歳の今は、むしろグランツールライダーの平地護衛役として高い評価を受ける。

つまり大会に生き残った俊足たちにとっては、これ以上ないチャンスだった。スプリント界で最も威厳の高いが、手の届く場所にある!

「ここでの勝利は、僕がスプリンターになった日から、ずっと夢見てきた。だってシャンゼリゼでのスプリントというのは、いわば『スプリンターの世界選手権』なんだから。僕だって何度もあと一歩のところまで近づいた。でもカヴェンディッシュやグライペル、キッテルという、僕より純粋にスピードの速い選手たちを、どうしても倒すことができなかった」(クリストフ、フィニッシュ後インタビューより)

世界一の目抜き通りに突入し、プロトンがいよいよ勝負モードへと切り替わると、例年通りに華やかなアタック合戦が繰り広げられた。メイン集団では数少ないスプリントチームが厳しい制御を行った。実力派ルーラーが6人抜け出すも、タイム差は決して1分に達することはなかった。

ペーター・サガン率いるボーラ・ハンスグローエと共に、とりわけ懸命に働いたのが、グルパマ・エフデジとそのエースのアルノー・デマールだ。ちょうど2週間前には、サッカーワールドカップでフランス代表が優勝し、歓喜熱狂した人々たちがシャンゼリゼを埋め尽くした。この日はツールのプロトンを一目見ようと、大勢のファンが鈴なりになっている。フランス人ならば、こんな象徴的な場所で、当然勝ちたいに決まっている。しかも2003年のジャンパトリック・ナゾン以来、「レ・シャン」で、ひとりのフランス人も勝ちを上げられていない。

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