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エフデジだけでなく、UAEチームエミレーツやコフィディス、ソリュシオンクレディもコントロールに励んだ集団内では、ステージ前半に集団落車が発生した。10人ほどの選手が巻き込まれ、前ステージを制したナイロ・キンタナも左半身から地面に落ちた。自転車とジャージを交換してすぐに走り出すと、無事に先頭集団内で1日を終えている。
スプリンターチームの「タイム差制御」は、残り40kmを切ると、いよいよ「追走」へと切り替わった。メイン集団の加速を察知すると、逃げ集団もまたスピードを上げた。しかし長い直線道路が続くコースで、徐々に、確実に、5人のマージンは減っていく。そして残り18.5km地点の4級山岳上りを利用して、後方からアタックがかかると、長い逃げに終止符が打たれた。
ダニエル・マーティンもすかさず飛び乗ったアタックもまた、すぐに勢いを削がれた。理由は単純。前方に飛び出した7人のうち、4人がエフデジだったから!
力づくでアタックを潰したエフデジは、そのまま集団最前列で牽引へと乗り出した。UAEやコフィディスに交じって、ボーラ・ハンスグローエも前線へと積極的な位置取りをした。前日のひどい落車で満身創痍のペーター・サガンは、「この先は完走することだけを考える」なんて柄にも合わない発言をしていたはずだが……。
「今日は常に体が痛んだ。でも思っていたほどには痛まなかったんだ。あれほど酷い落車にもかかわらず、こうしてレースを続けていられることが嬉しい。自分はつくづく強運の持ち主だと思う」(サガン、TVインタビューより)
ラスト5kmのロータリーやカーブの連続では、あらゆるスプリンターチームが激しくポジションを競い合った。数百メートル単位で先頭の顔ぶれが入れ替わり、リーダーとアシストが散り散りになるチームも多かった。エフデジ列車も一時は路頭に迷った。しかし残り600mの最終カーブを抜け出ると、最終発射台ジャコポ・グアルニエーリがデマールを背負って、好位置へ滑り込んだ。さらにフィニッシュライン手前350mで最前列に躍り出ると、残り200mでエースを解き放った。
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