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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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きっかけは、ライバルが作ってくれた。第3峠、すなわち最終ポルテ峠の上りへと突入した直後、総合10位に沈むダニエル・マーティンが強烈なアタックをかける。するとここまでチームメートからの力強い支援を得てきたキンタナも、素早く前に飛び出した。総合ライバルたちには一瞬で距離を開けた。自らに契機をくれたマーティンさえも、あっさりと振り払った。
「チームは完璧な仕事を成し遂げた。ソレルはとてつもない牽引を行って、マイヨ・ジョーヌ集団のライバルたちを苦しめた。一旦アタックした後は、バルベルデが僕を大いに助けてくれた。彼の存在こそが、この勝利には欠かせなかった」(キンタナ、公式記者会見より)
第1峠から逃げ続けていたアレハンドロ・バルベルデは、最後の力を振り絞って、ちょうど10歳年下のリーダーを前方へと引っ張り上げた。最後の10kmに入ると、いよいよ自分ひとりの力で戦うべき時が来た。やはり序盤から逃げていたラファル・マイカが後輪に張り付いていたが、「タイムトライアルのように後ろなんて振り向かず」に、ただ自らのペースで上り続けた。残り8.5kmでカンゲルトを先頭から引きずり降ろし、残り6.5kmではついにマイカも振り払った。
「このステージにはずっと狙いをつけていたし、万全の準備も積んできた。最初の2つの峠はすでにレースで登坂経験があったし、3つ目の峠はルート発表の直後に下見に訪れた。これが極めて重要だった。勝利の可能性が見えてきた時に、下見の経験が、自信を与えてくれた」(キンタナ、公式記者会見より)
大会初日のパンクでいきなり1分50秒近く失い、アルプス2日目に約1分、3日目にさらに約50秒を落としたキンタナは、総合4分23秒遅れの8位と苦しんできた。グランツール総合2勝のキンタナを筆頭に、ミケル・ランダとバルベルデという3本柱でツールに乗り込んだモビスターもまた、総合争いに旋風を巻き起こすことができずにいた。
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