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サイクル ロードレース コラム 2018年7月26日

ツール・ド・フランス2018 第17ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「ゼロkm地点でアタックした。ちょっとタイムトライアルを思わせるような、なにかをしでかす準備は出来ていた。第1峠の山頂は単独で越えた。その後に2選手に追いつかれ、第2峠の山頂は一緒に越えた。第3峠はまた僕ひとりになった」(カンゲルト、ミックスゾーンインタビューより)

つまりエストニアのクライマーは長時間ひとりで先を走った。背後からはたくさんの選手が追いかけてきたし、時には追いついてきた選手だっていた。その筆頭がジュリアン・アラフィリップで、前ステージ逃げ切り優勝の疲れなどまるで感じさせず、山岳ポイントの収集に励んだ。

「今日はまったくダメか、それともすごくイイか、そのどちらかしかないだろうと思っていた。実際に走り出してみたら調子は最高だった。だったら最初の山岳だけでも先頭通過を狙おうと考えた。でも残念ながら2位通過で……まあ脚も良く動いていたし、だからもう少し先を続けることにしたんだ」(アラフィリップ、TVインタビューより)

第2峠でまんまと目標を達成し、アラフィリップは新たに山岳18ptを加えた。パリ到着まであと4日に迫る中、少なくともあと2日は赤玉ジャージを身にまとう権利を手に入れると、3つ目の超級ポルテ峠の入り口で自ら脚を緩めた。ひとりで走り出したカンゲルトは、またしてもひとりになった。ただ無念にも、最後までひとり先頭を貫くことは出来なかった。通常ステージとしてはたしかに短すぎる距離だったけれど、タイムトライアルとしては、おそらくちょっと長すぎた。

なにより総合表彰台候補が、第2峠で動き始めた。いつも通りに隊列を組むチームスカイから、Ag2rが主導権を奪い取った。新人賞ジャージ姿のピエール・ラトゥールが、ロマン・バルデのために強烈なスピードアップを敢行した。ずっと逃げていたマルク・ソレルが前方で待っていてくれたおかげで、モビスターもとてつもない牽引へと乗り出した。今春パリ~ニースを制した24歳は、上りだけでなく、下りでも積極的に突進を続けた。

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