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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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とうとう8人にまで小さくなった集団には、マイカと、カルメジャーヌと……、あとはアスタナプロチーム、バーレーン・メリダ、トレック・セガフレードからそれぞれ2人ずつ。3チームはそれぞれに「かなり戦術的な連携の動き」(カルメジャーヌ)を見せ、独走で疲れたマイカは先頭交代にほとんど加わらず、そして絶対に勝ちたいカルメジャーヌは、後方からのさらなる合流を避けるために精力的に前を引いた。
「他のチームの戦術に文句をつけるつもりはないけど、トレックのやり方だけは理解できない。僕はスクウィンシュに徹底的にマークされた。モレマを勝たせたかったみたいだけど、とにかくトレックのせいで僕のレースは潰された」(カルメジャーヌ、フィニッシュ後インタビューより)
そのバウケ・モレマが、最後の3人に絞り込む動きを作り出した。残り7.5km、急激なスピードアップを敢行。コルトニールセンが後輪にすかさず張り付き、ヨン・イザギーレもすぐに反応した。数的有利を誇った3チームから、1人ずつが前に出た。慌ててカルメジャーヌが穴を埋めに走るが、3人はどんどん遠ざかっていくばかり。もちろん後ろに残った3チームの選手は、ただ徹底的にカルメジャーヌやマイカの動きを潰して回った。
29人で始まったエスケープは、三つ巴の戦いで締めくくられた。ツールでの区間勝利経験を持ち、それぞれGCライダーとしても高い実力は知られるモレマとイザギーレだが、しかしこと平地スプリントに関しては、コルトニールセンが圧倒的に有利だった。なにしろデンマーク生まれの25歳は、2年前の初出場ブエルタで、マドリード最終ステージを含むスプリント2勝を挙げている。
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