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そうはいっても、フィニッシュまでいまだ125kmも残っていた。独走に持ち込むには早すぎた。チーム監督が集団に戻るよう説得を試みるも、すぐには首を縦には振らなかった。ただ故郷タルヌ県を15kmほどひとり先頭で走った後、ようやく脚を緩めると、おとなしく逃げ集団に帰った。
「このステージがどうしても欲しかった。シエ峠で加速する予定は特になかった。でも観客からの声援があまりに凄いものだから、少しだけ、ひとりで満喫したくなったんだ。ただ早すぎることは分かっていたから、自ら後方へ戻った。あれが脚や調子に何ら悪い影響も及ぼさなかったことは、終盤の走りを見てもらえばお分かりいただけると思う」(カルメジャーヌ、フィニッシュ後インタビューより)
その2級峠からの下りでは、ペーター・サガンが見事なダウンヒルテクニックを披露した。文字通り連日逃げを繰り返す驚異のマイヨ・ヴェールだが、この日の目的は、単なるポイント収集だけではなかった。チームメートのラファル・マイカのために、精力的に集団牽引も引き受けた。ステージ中盤で集団分裂の試みが相次いだ時には、不穏な動きを封じ込めに走った。
良きチームメートとして働いたサガンは、中間ポイントでの首位通過は逃してしまった。残り75kmでファビアン・グルリエが前に走り出し、さらにジュリアン・ベルナールが単独でブリッジをしかけたせいだった。もちろん続く逃げ集団内では真っ先にラインを横切り、3位通過で15ptを懐に入れた。
これにてサガンの通算獲得ポイントは452ptに達した。ここから最終日までに収集できるポイントは最大290ptで、ポイント賞首位のサガンと2位の差は282ptだから……、パリで6枚目のマイヨ・ヴェールを持ち帰ることは「ほぼ」確定したことになる。なにより2016年に記録した史上最高通算ポイント数の470ptを、更新することも「ほぼ」決まり。
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