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サイクル ロードレース コラム 2018年7月21日

ツール・ド・フランス2018 第13ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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2015年大会に同じ場所でスプリント勝負が争われた時、デマールはステージ序盤の落車分断にはまり、スプリントさえ打てなかった(区間160位)。あの日はアンドレ・グライペルが勝ち、2位アレクサンドル・クリストフ、3位デゲンコルプ、4位サガンという順列だった。つまりデマールは、この地で、初めての真剣勝負を打った。残り230mでトップスピードに乗った。

「勝てると信じていたし、スプリントの最中も自分は勝利に向かっていると確信していた。だってすごくよいスプリントが切れたからね。チームは一切のミスを犯さなかったし、むしろ完璧だった」(デマール、フィニッシュ地インタビューより)

絶対に早すぎるスプリントを切ってはならない……と心に誓い、デマールの動きだけに集中していたクリストフもまた、呼応するようにスプリントを切った。元フレンチチャンピオンと現役欧州チャンピオンは、先頭で激しく競り合った。

「僕はミスは犯していないと思う。待って、待って、そして持てるパワーを全て解放した。すごくいいスプリントが出来たよ」(クリストフ、フィニッシュ地インタビューより)

それから両者は揃ってこう続ける。ただサガンが強すぎただけ、と。クリストフの背中から勢いよく飛び出してきた緑ジャージは、ライン間際ギリギリで2人を抜き去った。素早くハンドルを投げ、それから片手を天に突き上げた。

「ラスト600mの時点では、少し遅れを取っていた。そのせいで普段以上に早めに加速する必要があった。でも上手く目論見通りに、クリストフの後輪に入ることができた」(サガン、TVインタビューより)

第2ステージでの小集団スプリント、第5ステージのクラシック風上り坂スプリントに続いて、この日のサガンは大集団スプリントで一等賞になった。1大会で区間3勝を挙げたのは、2012年、2016年に続く自身3度目。

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