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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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だからこそフレンチナンバーワンスプリンター擁するグルパマ・FDJは、責任を持って逃げの選定を行った。スタート直後にトーマス・デヘントとトーマス・スクーリーが飛び出すと、集団に蓋を閉じた。その後も隙間から幾人かが抜け出したが、例えばそれがシュテファン・キュンクのような世界最高レベルのルーラーだった場合は、ためらわず潰しに向かった。幸いにもチームスカイが積極的に手を貸してくれた。おそらく最終盤にクレイジーな追走劇が巻き起こり、集団全体に緊張感が飛び火するような状況を、前もって避けるためだった。「昨日はようやくシャンパンを飲んでお祝いした。今日はマイヨ・ジョーヌを満喫したい」(スタート前インタビューより)とゲラント・トーマスも語っていたように。
ちなみにシルヴァン・シャヴァネルが単独で前を追ったことも。18年連続でフランス一周レースを戦っている39歳は、実はこの小さなトライで、ツールにおける生涯エスケープ距離を60,000kmにまで伸ばした!残念ながらデヘントとスクーリーは待ってはくれず、代わりディミトリ・クライスとミヒャエル・シェアーの2人が前方に追いついた。4人に膨らんだ逃げ集団は、すぐに3分半ほどのリードを手に入れた。
逃げが一旦出来上がると、FDJが隊列を組みあげた。世界王者ペーター・サガンや欧州王者アレクサンドル・クリストフのために、ボーラ・ハンスグローエとUAEチームエミレーツも、それぞれ前線に人員を送り込んだ。タイム差を1分から2分ほどの宙ぶらりんな状態を延々と維持しつつ、静かに後方で遠隔操作を行った。
ステージも残り50kmを切ると、タイム差はいよいよ1分を切った。だからと言って、メイン集団は、あっさり吸収してしまうつもりもなかった。カウンターアタックを避けるため、ゆっくりと、少しずつ距離を縮めていく。フィニッシュまで25kmに迫っても、いまだ30秒差を保っていた。
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