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サイクル ロードレース コラム 2018年7月14日

ツール・ド・フランス2018 第7ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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それ以外の時間帯は、ただ奇妙な1人逃げ×3回が展開された。誰も積極的に飛び出そうとはしなかった。ここまで毎日欠かさず動いてきたディレクトエネルジーさえ逃げようとしなかった。まずはスタートから3kmでトーマス・デハントが独走を始めた。しかし15kmほど走った先で、自ら退却を選んだ。2人目のヨハン・オフレドは孤独を厭わなかった。35km地点でアタックを打つと、100km以上に渡って勇敢なひとり旅を続けた。

「どうして誰も前に出たがらないのか分からない!だってツールで前を走るのは、本当に素敵な体験なんだ。観客たちの声援を独り占めできたことだけでも、僕にとってはご褒美だった」(オフレド、TVインタビューより)

1人逃げシリーズの第3弾はローラン・ピション。フィニッシュまで85km地点で飛び出すと、約50kmの独走を行った。まんまと敢闘賞にも輝いた。このピションがフィニッシュ手前37kmで集団に飲み込まれると、この日の逃げは打ち止めとなる。

「退屈な1日だった。でもハッピーな1日でもあったんだよ。空にはお日様が照り、風はそれほど強くもなくて。ストレスもほとんど感じなかった」(サガン、ミックスゾーンインタビューより)

わずかながら、たしかに刺激的な時間帯もあった。残り100km地点で、Ag2rが突如として加速を試みたのだ。まっ平らな大地には、真っ直ぐな道が伸び、ほんの少し横風が吹いていた。瞬く間にメイン集団は3つに分断した。バウケ・モレマ率いるトレックも、ロマン・バルデをエースに擁する仏チームのスピードアップに手を貸した。残念ながらスリリングな時は長くは続かなかった。すぐにペースは弱まり、のんびりとした時間が戻ってきた。

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