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サイクル ロードレース コラム 2018年7月13日

ツール・ド・フランス2018 第6ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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現役屈指の起伏系クラシックハンターから、ここ数年でグランツールGCライダーへと成長を遂げたマーティンは、そのタイミングを読む目や攻撃センスには定評がある。今回のアタックも、決して早すぎはしなかった。追いつかれることもなかった。残り500mからピエール・ラトゥールが急速に追い上げたが、余裕で交わし切った。

「アタックしてからは、最後のギリギリまで、決して振り返らなかった。ひたすら前に突き進んだ。幸いに脚も最後まで持ってくれた」(マーティン、公式記者会見より)

2013年にツールで初めての区間勝利を手にして以来、5年ぶりの栄光が手に入った。今回初めて、UAEの絶対的エースとして本気の総合争いに挑むマーティンにとっては、「チームリーダーとしての地位をさらに固め、チームの雰囲気を盛り立ててくれる」、そんな素晴らしい材料にもなるはずだ。

メカトラ組を除く大部分の総合ライバルは、マーティンから3秒遅れでフィニッシュラインを越えた。クリス・フルームは8秒、リゴベルト・ウランは11秒遅れだった。もちろんマーティンは「ペダル」で敵を突き放した上に、区間勝者としてボーナスタイム10秒も手に入れた。

3秒遅れの14人の中には、サガンとヴァンアーヴェルマートの姿もあった。過去2年のパリ~ルーベ覇者は、第5ステージの「アルデンヌ風(中でもアムステル風)」で区間勝利を争っただけでなく、「軽めのフレーシュ風」でもパンチャーやクライマーと堂々と渡り合った。

当然ヴァンアーヴェルマートはマイヨ・ジョーヌを守り、「もしかしたらルーベ(第9ステージフィニッシュ)へ黄色でたどり着けるかもしれないね」(公式記者会見より)と笑顔を見せた。サガンはフィニッシュ8位でポイントをきっちり収集。「マイヨ・ヴェール用ポイントを、他のスプリンターが取れない時に、こうして自分だけ取れるというのは、本当に悪くないよね(笑)」(ミックスゾーンインタビューより)と、改めて緑ジャージをしっかりと着込んだ。

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ツール・ド・フランス2018 7月7日(土)~7月29日(日)
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宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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