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サイクル ロードレース コラム 2018年7月13日

ツール・ド・フランス2018 第6ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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史上初めて2回組み込まれたということは、ミュール・ド・ブルターニュからの下りもまた、ツール史上初めての登場である。急カーブがいくつか続く細道を、バウワーはギリギリで攻めた。一時は後方を30秒ほど突き放した。おかげでメイン集団内はクレイジーなほどの緊迫感で満たされ、スピードは上がっていくばかり。

そんなカオスの中、フィニッシュ手前13Kmで、ゲラント・トーマスがボーナスポイントを手に入れた。第2ステージ中に争わずして3位通過=1秒を収集した時とは違って、今回は自らの意思で獲りに行った。

「誰かが取りに行くようには見えなかったし、いまだ2秒の収集が可能だった。だったら可能なうちに取っておこうと思っただけ。もう1度同じことが許してもらえるとは思わない。きっと3度目の幸運はない」(トーマス、フィニッシュゾーンインタビューより)

むしろトム・デュムランとロマン・バルデが混沌に突き落とされた。前者は残り5.5Kmで痛恨の前輪パンク。後者はラスト4Kmで後輪が破損した。

デュムランは必死に集団復帰を試みた。しかしライバルたちに追いつけぬまま、区間勝者から53秒遅れで坂の頂へとたどり着いた。しかも「チームカーを風よけに使った」として、20秒のペナルティが課された。前日まで、総合勢としてはトーマスに次ぐ2番目の位置につけていたデュムランは、つまりこの日だけで1分13秒を失った。一方のバルデはチームメートのトニー・ガロパンの自転車に飛び乗って、一旦は集団復帰を果たした。ただし激坂に入るとずるずると後退。最終的に31秒を落とすことになる。

ラスト4Kmでバウワーを飲み込み、小さな塊となった集団は、2回目の、つまりフィニッシュへと続く登坂へと飛び込んだ。序盤500mが勾配10%を超える激坂で、真っ先に主導権を奪いにかかったのは「上れる」スプリンター。ペーター・サガン率いるボーラ・ハンスグローエが加速を切った。

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