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サイクル ロードレース コラム 2018年7月11日

ツール・ド・フランス2018 第4ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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グライペルの動きに「驚かされた」ガビリアだが、一瞬先行された直後、すぐに抜き返した。もちろん自らの後輪からスプリントを切ったサガンには、決して追随を許さなかった。背後でハンドルを投げたグライペルとサガンを見事に交わして、ガビリアが第1ステージに続く今大会2勝目をつかみ取った。

「初めてのツール・ド・フランスで区間2勝を挙げられるなんて、単純にすごい気分だよ。決して簡単に成し遂げたわけじゃない。もちろん僕らチームは最高の調子で乗り込んできたし、この素晴らしいレースになにか痕跡を残したいと熱望してきた。チームメートたちのファンタスティックな仕事に感謝している。最高に幸せだけど、ここで立ち止まるつもりはない。もっともっと勝利を積み重ねていきたい」(ガビリア、ミックスゾーンインタビューより)

ハンドルを投げたおかげで、サガンは区間2位に滑り込み、大切なマイヨ・ヴェールをギリギリでつなぎとめた。もしも区間3位だったら、6pt差で……ガビリアに緑ジャージを奪われるところだった。2012年から2016年までポイント賞を独占してきた5年間で、サガンは1度つかんだマイヨ・ヴェールを、たった3度しか手放したことがない(もちろん3度ともすぐに取り戻している)。区間をたくさん勝ちたいと意気込むガビリアも、だからこそマイヨ・ヴェール獲りに関しては「サガン相手だから難しいなぁ……」と悩んでいるらしい。

今大会4日目にして初めて、4賞ジャージに変動はなかった。少年時代はサッカーのゴールキーパーで、第3ステージ後のマイヨ・ジョーヌ獲得時に「これはきっとベルギーが勝つサイン!」(ミックスゾーンインタビューより)とはしゃいでいたヴァンアーヴェルマートは、たとえサッカーベルギー代表の優勝の望みが途絶えても、自らはもう少し黄色の日々を満喫したいと願っている。特に翌日第5ステージは、得意な起伏コースだ。

「いわばグランツールの中のクラシック。もしも最終盤まで全てが上手く行ったら、僕もなにか試すつもり。だけどかなり難しいコースだよ。問題は脚がどれだけ動いてくれるかということ。それに誰が勝負を打つかによって展開は変わるけど、うん、間違いなく、総合勢の間でもタイム差がつくはずだ」(ヴァンアーヴェルマート、公式記者会見より)


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宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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