人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2018年7月8日

ツール・ド・フランス2018 第1ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

クザンは中間スプリントと、中間ボーナスポイントで先頭通過を果たした。2年連続でラインステージ初日に逃げたオフレドは、2年連続で大会最初の敢闘賞を射止めた。なによりルダノワが4級峠を先頭で駆け上がった。3年前にU23カテゴリーで世界チャンピオンジャージを獲得したルダノワは、初めて出場したツールで、今大会初の、もちろん自身初の「赤玉」山岳ジャージを肩に羽織った。

「地元を走るステージに、特別な思い入れを抱いていた。目標は山岳賞を争うこと。だから僕の1日は成功だ」(ルダノワ、チーム公式リリースより)

3人は最大4分ほどのリードを得た。しかし後方では初日スプリントに向けて、複数チームがタイム差制御を行った。残り28㎞地点の山岳ポイントを通過した時点で、後方プロトンとの差は30秒。その後もオフレドとクザンの2人は、フィニッシュ手前13.5㎞に設置されたツール初企画「ボーナスタイムポイント」まではなんとか生き延びた。ただしクザンが先頭通過でボーナスタイム3秒を獲得し、集団からひとり飛び出したオリヴル・ナーセンが3位通過で1秒を手にすると、約190㎞続いた長い逃げは終わりを告げた。

それは平和な時間の終わりでもあった。残り11㎞。道は相変わらず蛇行していた。そんな小さなうねりのひとつで、フレンチスプリンターのアルノー・デマールが地面に倒れ込んだ。プロトンの真ん中で発生した落車に、多くの選手がなすすべなく巻き込まれた。集団はあっという間にばらばらに分解し、「何が起こったか分からないままに」(チーム公式リリースより)、ツール前哨戦ツール・ド・スイスを制したリッチー・ポートが罠にはまった。ジロで大旋風を起こしたサイモンの双子の兄弟で、今大会では唯一絶対のチームリーダーを務めるアダム・イェーツも後方に取り残された。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ