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サイクルNEWS by J SPORTS 編集部レースは3日間でクライム、スプリント、チェイスという、それぞれ異なるレースが行われる。1日目のクライムと2日目のスプリントは、それぞれアップダウンコースと平坦系コースで10周程度のレースを行い、各周回の上位通過者10人に与えられるポイントの合計を、チーム対抗で競う。最終日のチェイスはチームタイムトライアルで、クライムとスプリントの順位に応じて時差スタートが切られる。このチェイスを最初にゴールしたチーム(各チーム4人目のゴールをもってフィニッシュとする)が優勝となる。
昨年の第1回大会では、走る側も観る側も初めてとあって、良くも悪くも手に汗を握る、大混戦が繰り広げられた。2年目となる今年は、昨年のレース内容を踏まえて、各チームとも勝利に向けての戦略を、具体的に練ってくるはずだ。
最終的な優勝を得るためには、チームTT(チェイス)の力が最重要となるのは間違いない。ところがこのチェイスのレース形式が曲者で、クライム・スプリントの成績に応じてレースが2組に分けられてしまう。下位の組に入ってしまうと最初から優勝や上位進出のチャンスが失われてしまうため、最初の2日間で「それなり以上の成績」をまず収める必要がある。
第1回大会ではチェイスの組分けが、クライムの順位のみで決まったため、初日を終えた時点で、チームTT有力とみられていたBMCレーシングチームなど数チームが、いきなり下位グループに沈むという波乱があった。今年はチェイスの組分けが、クライム・スプリントの順位合計で決まるように変更され、2日目のスプリントの重要性もアップした。
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