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サイクル ロードレース コラム 2018年5月15日

【ジロ・デ・イタリア:レビュー(第4~9ステージ)】サイモン・イェーツが生まれて初めてピンク色のジャージを身にまとった!昨大会王者のトム・デュムランは総合3位で前半9日間終了

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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クリス・フルーム

クリス・フルーム

現役ツール覇者のフルームだって、極めて注意しながら走っていたはずだ。ところが最終峠モンテヴェルジネの名物「18のつづら折り」の、まさにカーブのひとつをこなしている最中に、地面に滑り落ちてしまう。しかもエルサレムで痛めた右半身を、再びアスファルトに打ち付けた。ただ幸いだったのは、残り数百メートルまで、主要ライバルが動きを見せなかったこと。おかげでフルームは、この第8ステージに関しては、問題なく区間を走りきることができた。

しかし第9ステージは勝手が違った。ステージ距離は前日よりさらに長い225km。なによりグラン・サッソの「2つで1つ」の最終峠は、実質45kmに渡って登りが続く。1999年にマルコ・パンターニが制した山は、しかも最後の数キロで勾配が一気に跳ね上がり、最終的に標高は2035mに達する。

数々の難条件が揃う上に、ミッチェルトン・スコットが刻む早いテンポも加わった。恐るべきマラソンステージの終わりに、セレクションは、まずは後方からじわじわと進んでいった。残り3kmではファビオ・アルが千切れた。前日は最後まで耐えきったフルームも、この日は山頂まであと2kmというところで、たまらず後方へと脱落していった。

前方へと抜け出す争いは、残り1.5km、ティボ・ピノのアタックを皮切りに始まった。ポッツォヴィーヴォも意欲的に突進した。第6ステージのエトナでも積極的に攻め続けた2人は、この日は、他の大部分のライバルからわずかながら距離を開くことには成功した。しかし前夜の区間覇者カルパスと、なによりミッチェルトン・スコットの2人とを、どうしても引き剥がすことはできなかった。それどころか山頂スプリントでは、マリア・ローザに先行されてしまった!

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