【男子プレビュー】インターハイ王者は初戦から強敵との対戦が濃厚。例年以上に本命不在の激戦になりそう

土浦日本大対九州学院、能代科学技術対桜丘のマッチアップは、このブロックで注目のマッチアップ。この勝者が2回戦で対戦し、勝者が帝京長岡にチャレンジする権利を得る可能性が高い。

福岡県予選で宿敵福岡大附属大濠に競り勝ったことで、福岡第一はブロック右上のシード校になった。厳しいディフェンスから轟琉維が起点となる速攻は破壊力抜群。ヌンビ・マトゥンガ・マイクは攻防両面でペイント内をコントロールできることに加え、佐藤涼成や早田流星という昨年の大会を経験しているメンバーがいるのも強み。順当に勝ち上がれば、帝京長岡との準決勝は2OTまでもつれた2016年のような壮絶な試合になっても不思議でない。

創部2年目でウインターカップの出場した和歌山南陵のアデチュチュ・デイビッド・アラバは、留学生の中でトップクラスと呼べるレベルの高い身体能力と非凡なスキルを持った選手として挙げておきたい。ここまで有力校の名前を挙げてきたが、準々決勝まで勝ち上がれば、どのチームにも頂点に立つチャンスがある。

文：青木崇