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バスケット ボール コラム 2021年10月22日

全文公開!Bリーガー独占インタビュー:パトリック・アウダ(横浜ビー・コルセアーズ #1)

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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Q 来日する前に2度、2016年の五輪最終予選と2019年のワールドカップで日本代表と対戦しました。当時、日本のバスケットボールについて何か情報をや知識を持っていましたか?
「日本とは恐らく2015年にもチェコで親善試合をしたことがあります。私の故郷で行われたのでよく覚えています。ワールドカップでも対戦しましたけど、日本のリーグがどんなものかという明確な見解はありませんでした。2試合戦った時のイメージしかなく、バスケットボールがクイックで、小さなガードがたくさんいて、アウトサイドのいいシューターがいるという以外、リーグについての知識はなかったのです。
ヨーロッパの国は数多く行きましたし、大学はアメリカでした。私は常に旅をして、新しい文化を体感したいのです。ヨーロッパではほぼすべてのものを見てきたので、先に進むという意味でアジアでプレーしたいと思っていました。日本は自分が行くということでベストなリーグかもしれないと思いましたし、ベオグラードで日本と対戦した時期に自分のエージェントと話した際、彼が“ある選手が日本のチームからオファーされた”と言ってきました。でも、その選手は“家族を連れていくには遠すぎる”といった理由で行かなかったんです。
日本の市場について何も知りませんでしたが、私は行きたい、挑戦したいと思いました。日本でプレーするという考えはその時に生まれ、以来毎年エージェントに“私にオファーがあったらトライしてみよう”と言い続けていたんです。昨年までしばらくの間はそのオプションがなかったのですが、その機会が来たらすぐに“やってみよう!”ということになりました。

Q チェコ代表としてワールドカップ、東京オリンピックでプレーしました。ワールドカップでは6位という結果を出しましたが、チェコ代表として大舞台を経験したことは、あなたのキャリアにとってどんな意味がありますか?
「2014年に初めて代表でプレーする機会を得ましたが、選ばれるたびにすごく誇りに思っていました。国を代表してプレーすることがいつでもすごく特別だというのは、これを経験できる人自体が少ないからです。と同時に、クラブでプレーするのと代表でプレーするのでは、常に違った経験をします。代表では年を重ねるごとにいい人間が集まった素晴らしいグループが作られ、みんながいい友人となり、チームとしていいケミストリーも構築できました。ワールドカップで6位、オリンピック出場権獲得という結果を出せたと思っています。
我々(チェコ)はスーパースターがたくさんいるチームではありません。NBAでプレーするトマス・サトランスキー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、ユーロリーグでプレーするヤン・ベセリー(フェネルバフチェ:トルコ)がいますけど、常に代表で一緒というわけではありませんでした。海外でプレーする選手が私を含めて数人いましたが、半数以上はチェコの国内リーグでプレーしている選手です。決して個人のためだけではなく、いいケミストリーを構築し、お互いを信頼してプレーして、最後の結果が出るまでハードにプレーしてきたから、チェコは素晴らしいチームになったと思うのです。そういったことが我々をここまで引き上げてくれた理由。大きな大会を含めてどの瞬間も特別なものであり、個人的にも信じられない、人生の中ですごいと思える経験をさせてもらったことには感謝しかないです。
私は大きな大会に出たら常に何か新しいことを学ぼうとします。国際試合のレベルですから相手チームからも学べますし、そうった大会でプレーすることの積み重ねによって、将来のキャリアに役立つと思っているのです」

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