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バスケット ボール コラム 2020年12月24日

盛岡南のディフェンスに苦しみながらも、後半で引き離しての勝利でジャイアント・キリングの機会を得た飛龍 | ウインターカップ 2020 レビュー【大会2日目】

ウインターカップコラム by 青木 崇
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飛龍

ゲーム中に集まって話す飛龍高校の選手たち

ウインターカップの組み合わせ抽選の結果が出た直後から、飛龍は東山との対戦を想定した練習を積み重ねてきた。しかし、1回戦の盛岡南はアグレッシブなゾーンディフェンスによって、2Q序盤に5点のリードを奪うなど、飛龍のリズムを崩すことに成功する。

2年前のウインターカップを経験している古大内雄梨が、「1試合目なのでチームとして入りを良くしようとしたんですけど、自分自身は悪くて気持が乗っていない部分もあった。この舞台は経験しているんですけど、緊張した部分もありました」と、全国大会の初戦という緊張感を肌で感じていた。チームを指揮する原田裕作コーチも、前半の出来があまりにも酷かったこと素直に認める。

「かなり硬かったです。パスの方向しか見ない、奥をなかなか見ることができず、オフェンスがひとりひとりバラバラな動きをしていた。変速的なゾーンというのもあったので、そういったところや初戦の難しさがあってうまく自分たちの流れに持っていけず、ディフェンスもそれで緩くなってしまい、悪循環になりました」

しかし、盛岡南のゾーンディフェンスに慣れてきたことと、司令塔の保坂晃毅がよりアグレッシブに攻める姿勢を見せたことで、飛龍は本来の力を取り戻す。保坂のアシストから古大内が2本の3Pショットを決めるなど、13−3のチャージでリードを13点まで広げることに成功。その後はディフェンスの質も上がり、終わってみれば飛龍は21点差で勝利を手にしていた。

「3Qに保坂を入れることでテンポを上げようと思いました。彼が一気に上げてくれたし、保坂のスピードについて行こうという風に指示を出し、それをしっかり表現してくれた。チームメイトも乗っかってくれたので、保坂がよくギアをあげてくれたかなと思います」とは試合後の原田コーチ。2年前のクリスマス、飛龍は留学生のいる北陸を倒している。東山を倒すことになれば、より強烈なジャイアント・キリングになるはずだ。

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