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バスケット ボール コラム 2020年8月14日

桜花学園の新キャプテン江村優有はさらなる高みを目指す「自分で点を取りに行く」

バスケットボールレポート by J SPORTS 編集部
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中学時代からその才能は突出していた。巧みなドリブルワークに鋭いドライブ、高い確率のシュートで得点を量産し、ジュニアオールスターでは長崎の2年連続準優勝に貢献。アンダー世代の日本代表にも選ばれ、井上監督をして「江村は中学校のときからスーパースター」と言わしめる存在だった。

そんな江村と言えばアシストのイメージが先行するファンも少なくないだろう。偉大な先輩たちが支えるチームの中において、彼女の使命は《点の取れる選手に点を取らせること》に重きが置かれていた。しかし、自身が最終学年となる今年のチームでは助けてくれる先輩はもういない。

「以前はアシストが多かったですが、いつも点をとってくれるエースの先輩たちがいなくなって、自分で点を取りに行く気持ちが強くなりました。ポイントガードとしてもキャプテンとしてもチームを引っ張っていくためにコミュニケーションの部分を大事にしてやっています」(江村)

桜花学園 井上監督

桜花学園 井上眞一監督

「中学時代は一試合に40〜50点を一人で獲れる選手でしたが、ポイントガードというポジションだったので、結構アシストをすることが多くて、あまり自分から点を取りにいかなくなりました。だけど、苦しいときには彼女が点を取ってチームを助ける、(今年のチームは)そういう状況だと思います」(井上)

井上監督は江村に対して「もう少し声が出たら良いなと思います」と厳しい言葉を送るも「らしさもでてきた」と成長を感じている。迎えた高校最終年「プレー以外でも声で引っ張って、プレーでもみんなの先頭に立ってお手本になれるような選手になりたいです」(江村)。キャプテンとしの自覚に目覚めた江村の本領が、今年のウインターカップで見られるかもしれない。

インターハイの中止は、高校バスケ選手たちのウインターカップに向かうエネルギーを加速度的に増加させたに違いない。予断を許さぬ状況に変わりはないが、ウインターカップが今年開催されれば、そこに集まる高校生たちの熱量は史上稀に見るものになるだろう。

「今年3冠を達成したら70勝だったので、70勝を先生にプレゼントしようと思ってやっていました」(江村)。

3冠の夢も、70勝を井上監督にプレゼントすることも今は叶わない。だけど、桜花学園は今も爪を研ぎ続ける。ウインターカップで全国制覇を成し遂げるために。

文:J SPORTS 編集部

J SPORTS編集部

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