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バスケット ボール コラム 2020年5月20日

「困難しかない!」今プロスポーツチーム運営は! 山野勝行(Bリーグ アースフレンズ東京Z 代表)×坂本竜介(Tリーグ T.T 彩たま 執行役員監督)×谷口廣明(スポーツアナウンサー) 困難突破トーク

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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プロスポーツチームの苦悩

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、シーズン途中で終了となってしまったプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」。そして、卓球「Tリーグ」は3月に予定していたプレーオフ ファイナルを開催することが出来ず19/20シーズンの幕を下ろした。 チームを運営するマネージメントサイドは、この困難を突破すべく、どのようなモチベーションで日々を過ごしているのか? ベンチャー魂にあふれた二人に、オンライン上で対談をしてもらった。進行はスポーツアナウンサーの谷口廣明氏。


3シーズン目と7シーズン目のベンチャーチーム

谷口:なぜチーム運営をするようになったのですか?

山野:「アースフレンズ東京Z」は大田区を中心に世田谷、品川、目黒、城南エリアで活動をしていて、6シーズン目が終わり、創業して7年目を迎えました。
今から15年ほど前にひょんなきっかけからバスケットボールを見て、身長差関係なくスターになれるスポーツで凄くおもしろいと思ったんです。世界を見るとNBAしかり、ヨーロッパ、アジア、南米でも楽しまれているグローバルスポーツで、世界一番競技人口が多いことに驚きました。一方で、日本国内の盛り上がりはいまひとつ、それがチームを始めるきっかけとなりました。

坂本:チームが立ち上がると同時にオファーをいただき、最初は監督というカタチでしたが、自分自身も起業して5年経っていたので、運営もできないかとのことで、監督兼執行役員になりました。また、選手の獲得も自分でしますのでGMも担当で、運営と現場をなんとかやっているという状況です。
Tリーグはまだまだ知名度が低いので、Bリーグに追いついていけるよう色々仕掛けています。T.T 彩たまも大きな親会社がついているわけではなく、地域密着型で運営しているので、山野さんと似ていますよね。


「困難」しかないので何が「困難」かわからない、そしてコロナの影響と本来の課題は「分けて」考えるべき

山野氏

この対談直前まで打ち合わせを行っていた山野氏。この状況下でも多忙を極めている

谷口:今はどんな困難に直面していますか?

山野:創業してから困難しかないので何が「困難」か分からないですよね(笑)。
ただ、今回のコロナウィルスの影響は、過去最大級。Bリーグもシーズンのファイナルが出来ずに終わってしまい、ホームゲームの収益も減りました。Bリーグは6月決算の会社が多いこともあり、期末にこういうことが起きるか!?という驚きです。
でも、スタッフにもよく話しているんですが、コロナによって受けているダメージと、本来課題としてあったものが、コロナによってあぶりだされているのかは、分けて考えるべきです。課題としてあったものについては、できるようにしなくてはなりません。
そして、過去の事例でいうと入場者数が戻ってくるのには何年か必要です。いかに早く集客を戻せるか、露出を減らさないようにして、ファンの皆様がチームを忘れないよう、この時期に積極的にアクションを起こしています。時代と方法がかわったのなら、そこにどうアジャストして積極的に進めていけるか、他が止まる中でも自分たちが上がっていけたら、上にいるビッククラブに少しでも追いつけるチャンスと捉えています。

坂本:Tリーグは通常のシーズンが2月までのため、ギリギリシーズンは終えらましたが、3月14日に予定していたプレーオフは中止になりました。
シーズンが終わっていたので、支出という面では会場費、設営費などの固定費はかからず済みましたが、スポンサーに対しての営業ができなかったり、個人の試合も中止となっていて、来シーズンのスタートの予定が立っていません。
卓球にもテニスでいうウィンブルドンのような4大大会があって、T.T 彩たまでは来シーズン契約選手9名のうち、5名が世界のトップ選手のため、国際大会が優先でなかなか話がすすまないんですよ。
国内は9月まで試合が中止で、リーグ再開が決まった場合に、選手たちはいつ練習ができるのか、試合には来られるのかという懸念があります。


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