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バスケット ボール コラム 2020年2月10日

ペイントアタックの重要性を示したトップチームによる2連戦

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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【2019-20 B.LEAGUE NOTEBOOK 15】

しかし、2戦目は違った。川崎はペイントアタックで得点を狙いながら、それぞれの選手たちのいい判断でオープンの3Pを決める形を作り、ハーフタイムで10点のリードを奪う。しかし、篠田和之アナウンサーが実況したように、Bリーグ発足以降ブレックス・アリーナ宇都宮でアウェイチームが連勝したのは千葉ジェッツ(2016年と2017年に1回ずつ)のみ。これ以上負けられないという宇都宮の危機感がタフなディフェンスへとつながり、前半当たっていた川崎の3Pシュートは13本ともリングを弾く。

ペイントアタックということでは、3Q開始早々からジェフ・ギブスがクイックネスとフィジカルの強さを生かし、ゴール下から立て続けに得点したことで流れを引き寄せた。ライアン・ロシターもリバウンドを奪ってからボールをプッシュするだけでなく、そのままフィニッシュに持ち込むシーンが増加。安齋竜三コーチが「アタックするメンタルが常にあった」と語った2戦目は、ペイント内の得点で40対24と大きく上回った宇都宮が、川崎から今季初勝利を手にしたのである。

現代のバスケットボールは、NBAを含めて世界的に3Pシュートが重視されている。しかし、ペイントアタックから得点できなければ、オープンで3Pを打てる形はなかなか作れないのも事実。B1最高成績を争う2チームによる2連戦は、ペイントアタックからフィニッシュに持ち込むことの重要性を示す好ゲームだったと言えよう。

文:青木 崇

辻直人の「 辻な音 」第7回

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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