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バスケット ボール コラム 2019年7月30日

東山が冬の王者・福岡第一に挑戦状、米須「頂点持ってきた」

バスケットボールレポート by 平野 貴也
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全国高校総体のバスケットボール男子は、31日に鹿児島県川内市・サンアリーナせんだいで準々決勝を行う。昨冬のウインターカップを制した福岡第一高校(福岡)は30日の3回戦も快勝。土浦日大高校(茨城)を91-62で下し、順当に勝ち上がった。河村勇輝(3年)、小川麻斗(3年)の両ガードと、長身の留学生クベマジョセフスティーブ(3年)は、昨年からの柱。今大会も盤石の強さを見せている。

準々決勝で対戦するのは、冬の雪辱に燃える東山高校(京都)。3回戦では、北陸学院高校(石川)を69-42で破った。序盤に守備でリズムをつかんでリード。終盤は、相手のゾーンディフェンスに攻めあぐねる場面もあったが、差を詰めさせずに逃げ切った。福岡第一にウインターカップの2回戦で敗れた記憶は、消えていない。東山の大澤徹也監督は「今年は、あの悔しさから始まったチーム。40分やり切れば、どうなるかは分からない。(昨年より戦える可能性は)十分にある。(ポイントガードの)米須玲音(2年)は、相手が『パスを出して来る』と分かっていても、通せるくらいの力がある。そこに周りが反応できるようになってきている。米須もウインターカップでは悔しい思いをしているので、明日はやってくれると思う」と雪辱戦にかける思いを明かした。

相手に強烈なプレッシャーをかけてボールを奪い、速攻で次々に加点するのが福岡第一の真骨頂。対する東山は、ガードの米須を中心に、ハーフコートでじっくりと攻撃を組み立てるポゼッションスタイル。どちらのペースで試合が進むかが見どころ。前回は、東山がインサイドへのパスコースを封じられ、行き場を失った攻撃でボールを奪われ、速攻の嵐に沈んだ。東山の米須は、福岡大一の河村に格の違いを見せつけられた悔しさがある。「今回のインターハイは、第一と対戦するということに頂点を持って来たと言ってもおかしくない。勝つために、どうくずすかを練習してきた。絶対に勝ちたい。マッチアップする河村さんに、冬はターンオーバーも2ケタくらい取られた。今回は、ターンオーバーを減らして、なるべく自分が持ち過ぎずに、プレーしたい。今年は5人全員が得点できる。外ができる選手が多く、攻撃に広がりがある。相手の好きなことをやらせないようにして、少しでも自分たちのペースに持っていきたい」と再挑戦での撃破に意欲を示した。
準々決勝の組み合わせは、以下のとおり。令和元年のインターハイ王者に輝くのは、どの高校か。

■令和元年度 全国高校総合体育大会
バスケットボール男子

<準々決勝>7月31日、サンアリーナせんだい
「報徳学園(兵庫)vs広島皆実(広島)」Aコート、13時20分開始予定
「延岡学園(宮崎)vs北陸(福井)」Cコート、13時20分開始予定
「開志国際(新潟)vs能代工業(秋田)」Aコート、15時00分開始予定
「福岡第一(福岡)vs東山(京都)」Cコート、15時00分開始予定

文:平野貴也

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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