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バスケット ボール コラム 2019年5月1日

【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 26】CSクォーターファイナル:川崎の強みであるインサイドを封じたことが栃木の勝因

B.LEAGUEコラム by 青木 崇
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身長で20cmの差があっても、ギブスはポストアップに対してフィジカルの強さを生かし、ボールを入れにくいポジションを確保。1戦目の序盤でポストアップされた直後に長い腕を入れてスティールしたプレーは、マクリンにリズムをつかませない上で大きな意味があった。得意とする右へ仕掛けてのフックショットはリムを弾き続け、前半の得点がフリースローだけの2点に終わったことも、川崎が主導権を握れなかった理由と言っていい。

ゲーム2のマクリンは7本中6本のFG成功という数字が出たものの、3Qまでの試投数がわずか4本(7点)。川崎がファジーカスにボールを集める形にこだわった影響が少なからずあったと言え、レギュラーシーズンのようなパフォーマンスを発揮できずに終わった。苦手とするフリースローが2試合で13本中4本しか決まらなかったことも、川崎とっては大きな誤算だった。

川崎の強みであるインサイドを抑えたことについて、栃木の安齋竜三コーチは次のように振り返った。 「ニックとはライアンが何年もマッチアップしているし、ジェフも公(竹内公輔)もそうですけど、ある程度特徴を捉えている。ずっとそうなんですけど、中も外もやられるのが一番嫌だったので、どちらかと言えば外はダメ、中はある程度…。あとは“ファウルをうまく使え”ということを指示した。そういう意味ではトラップとかもそんなに行かなくても済みましたし、一人一人がしっかり守ってくれたところと、プラス持たれる前のディフェンスをかなり強調していた。そこのボールプレッシャーと、スリークォーターで上にかぶりながらいいポジションでボールを受けさせないようにというのが、その遂行力がすごく高かったと思います」

セミファイナルで対戦する千葉ジェッツは、トランジションが強みのチーム。川崎戦とかなり違った対応をしなければならないが、栃木のアイデンディディである激しくプレッシャーをかけるディフェンスの継続が、勝利へのカギとなることに変わりはない。

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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