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バスケット ボール コラム 2018年12月29日

【ウインターカップ2018 コラム】大観衆を魅了、「大当たりの富永」vs「福岡第一の鬼プレス」

バスケットボールレポート by 平野 貴也
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第1ピリオドの終わりには、古橋のマークをドリブルでかわし、小川がヘルプに入ろうとした瞬間にタフショットの3ポイントをたたき込んで見せた。富永がシュートを打たずにパスをするだけで福岡第一の応援団は盛り上がり、富永が厳しいマークをわずかにかわして3ポイントを決め、胸をたたいたり、踊ってみせたりする度に、会場はどよめきの音を強め、悲鳴も混じった。かなり遠い距離からも見事にシュートを沈めた富永が主役の前半となった。古橋も富永に対しては、脱帽。「富永選手のマークで頭がいっぱい。ほかのことは、あまり考えられなかった。やっぱり、上手い。ディフェンスを頑張っているときに、難しいシュートを決められると『うわっ、やばいな』と思うし、やられたらダメなんだけど、ちょっと笑ってしまう」と苦笑いだった。チームとしても、富永のマークに人が集まり過ぎると、富永がジャンプシュートのモーションからパスを繰り出し、ガードの藤田龍之介(3年)が3ポイントを決めてくるという状況で、歯止めが効かなかった。

福岡第一の主将を務める松崎裕樹(3年)は「富永に30~40点取られるのは、想定内。ほかを抑えようというプランだった。でも、前半だけで31点は想定外でちょっと焦った。ハーフタイムに『31点も取られているぞ、意地見せろ。気持ちよく投げられ過ぎだ』と喝を入れた」と脅威を感じていたことを明かした。

しかし、前半のスコアは桜丘の48に対し、福岡第一が46。今大会で初めて、福岡第一がリードを許す展開ではあったが、点差はつかなかった。富永のマークでは活躍し切れなかった古橋が攻撃では意地を見せて3本の3ポイントを決め返すなど、連続得点を許さなかったためだ。桜丘は、富永のシュート力という武器を相手ののど元に付きつけたが、致命傷を与えることはできなかったのだ。第2ピリオドの終わり際、富永に3ポイントを決められて43-48となったが、福岡第一はファウルトラブルに陥った古橋の代わりに投入された神田壮一郎(2年)がブザービーターで入れ替えした3ポイントは、松崎が「あれが一番大きかった」と称えた一撃だった。

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