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大谷翔平、2本塁打
これはメジャーリーグ的に豪快な珍事と言えよう。と言うのも、現地8月4日(日本時間5日)に本拠地でアスレチックスとのシリーズ最終戦に臨んだエンジェルスは、大谷翔平の2本塁打を含む7本の本塁打を放つも、試合には7-8で敗れたのである。
試合結果を見ても分かる通り、その7本は全てソロ弾であり、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合後に投稿した速報記事の冒頭で、「二刀流スターのショウヘイ・オオタニが2本の本塁打を放って自身の前腕に全く問題のないことを証明するなか、エンジェルスは木曜のアスレチックス戦でシーズンハイとなる7ホーマーをマークした」と伝えた。
そして、「ただし、その全てがソロ弾だったことから、それも十分ではなく、彼らはエンジェルスタジアムでのシリーズ最終戦を7-8の敗戦で終えた」と続けた。
記事によると、「7ホーマーでの敗戦は、6ホーマーを放ちつつオークランドに負けた1985年4月23日の試合を上回る球団記録」であり、「7ホーマーを放って試合に敗れたのは、昨年の7月28日に14-17でタイガースに敗れたツインズ以来、史上わずか6度目」とのこと。
また、「ソロ弾7本を打ちつつ、それ以外で得点しなかった最後の試合となると、1900年まで遡る」必要があり、その間の最高記録は全6点をソロ弾で入れた2019年5月21日のブルージェイズ(vs.ダイアモンドバックス)と、1991年8月3日のアスレチックス(vs.ツインズ)であり、「1試合ソロ弾7本はMLB最多タイ記録であり、これで6例目」とのこと。
記事では大谷の今季23号について、「水曜に先発登板した際、前腕部が痙攣を起こしたオオタニにとって、これは良い兆しだった」とした上で、「彼は逆方向への一打でパワーを見せつけ、スタットキャストによる打球初速は時速105.7マイル(170.1キロ)、そして推定飛距離は403フィート(122.8メートル)だった」と伝えた。
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