【横浜好き】延長戦3試合と激闘の先週、無敗で4位に浮上。『週刊ベイスターズいいとこどり』7月5日～7月10日号

◆7月10日（日）○8-4巨人（東京ドーム）

延長戦で2戦連続引き分けと勝ちきれなかった先週のベイスターズだが、この日は鬼門だった“魔の日曜日”で延長10回に一挙4得点を挙げて快勝した。佐野が延長10回に決勝点となる犠牲フライなど2安打2打点と活躍。3回の打点も内野ゴロでのもので、石井琢朗コーチが指導する“意味のあるアウト”を実践した。牧がタイムリー二塁打を放って1打点、スタメンマスクの伊藤光がダメ押し点となる2点タイムリーなど2安打、1番起用の蝦名もマルチ安打を記録した。宮崎、大和も犠牲フライで打点と効率のいい攻撃だった。投手陣は6月1日以来の先発となったロメロが6回途中3失点。リリーフ陣は7回から4投手が無失点リレーで、9回に登板した平田が勝ち投手になった。

独走状態だったヤクルトが、首脳陣やチームスタッフも含めて27人がコロナ陽性とセ・リーグは風雲急を告げる展開になってきました。10日の試合でヒーローインタビューの佐野が「全員がヒーロー」と話したように、投打が噛み合ってきたチームは、熱い夏場を迎えて“何か”をやってくれそうな雰囲気になってきました。

文：大久保泰伸