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ラオウの逆襲が始まった!交流戦の首位打者。シーズン序盤のどん底の状態から、驚異のV字回復だ。さて、この復調がホンモノかどうか。今後のチームの浮沈に深く関わる極めて大きな鍵になるだけに、そこは誰もが注目するところである。インターリーグ18試合の打率は.391 。首位打者に相応しい数字であるが、当の杉本裕太郎本人はこのタイトルをどう捉えているのだろうか?
「18試合という短い期間ですからね。でも、首位打者って自分には縁のないタイトルだと思っていましたから、よく頑張ったと思います(笑)。ただ、自分の中では絶好調というイメージはありません。打ち損ないのあたりがヒットなるということもありましたし。以前よりはましになったというくらいで・・・」と、タイトル獲得を素直に喜ぶものの、完全復調を高らかに宣言するには至らないようだ。
J SPORTS 放送情報
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J SPORTS STADIUM2022オリックス vs. 埼玉西武(07/05)
放送日:2022年7月5日(火) 放送時間:午後 5時 30分~
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J SPORTS STADIUM2022オリックス vs. 埼玉西武(07/06)
放送日:2022年7月6日(水) 放送時間:午後 5時 30分~
ホームランキングに打率3割という大ブレイクを受けての今季だが、シーズン序盤は極度の不振に苦しんだ。彼の表情からその苦悩ぶりがはっきりと周囲にも伝わるほどに。「絶対に打てるはずだから!」と、自主トレを共にする山岡泰輔が励ませば、他のチームメイトも、他愛もないジョークで彼の気持ちを和らげようと心を砕く。そう、誰もがラオウの復調を待っていたのだ。「全く、(ボールに)合わずに3球三振してベンチに帰った時、皆が『めちゃ、いい感じのスイング!惜しいよ!』とか声をかけてくれるんです。全然ダメなスイングなのに・・・。『どこがやねん!』と思いながらも、有難く感じていました(苦笑)」
では、絶不調の原因は何だったのか?彼の分析はこうだ。「一番は考え過ぎ。相手投手の攻め方は、昨年と大きく変わっていません。だから、相手どうこうよりも完全に自分に問題がありました。僕の場合、打席に入る前に考えを整理して、いざ打席に入れば反応でバットを出すというのが本来のスタイルなのですが、今季序盤は打席の中でもずっと考えてしまっていました。結果が出ないと余計に考えてしまう。悪循環ですよね」そんな彼を目覚めさせたのは中嶋聡監督から送られた言葉だったという。
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