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野球 コラム 2022年6月28日

【広島好き】5勝1分で勝率5割復帰。週間MVPはエースと4番。『週刊カープいいとこどり』6月21日~26日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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打数は少ないですが、21日に一軍昇格した羽月隆太郎が週間打率.500。23日には、またも代打で一時は勝ち越し点となる本塁打を放った堂林翔太などが、印象的な働きをしました。

投手陣は7回2失点でまたも連敗ストッパーの役割を果たした床田寛樹、圧巻の投球で今季2度目の完封勝利を飾った大瀬良大地、7回4失点で自身の連敗を4で止めた森下暢仁と先発は3人に勝ち星。リリーフの松本竜也はプロ初勝利、ターリーは来日初勝利をマーク。3試合登板で防御率0.00、2ホールドの矢崎拓也は26日にプロ初セーブとメモリアルな記録も多い週でした。

候補が多過ぎる感もある週間MVPですが、今週は敬意を評して“エースと4番”、大瀬良とマクブルームということにしておきます。

さて、2020年のMLB移籍から2年半ぶりと日本復帰となる秋山ですが、古巣である西武と資金力豊富なソフトバンクとの獲得競争は劣勢が予想されました。

そんな秋山が縁もゆかりもないカープを選んだことについては、様々な推測がされていますが、少なからず影響したのが菊池涼介だと言われています。侍ジャパンでチームメイトとなった2人は「アッキー」「キク」と呼び合う仲でお互いを認め合う “同志”の存在が、縁故や金銭を上回ったのかもしれません。

筆者は西武時代に1度だけ秋山にインタビューをしたことがありますが、報道されている通りの人格者というか、本当に“いい人”だったという印象があります。純粋に戦力としての魅力も十分ですが、野球に対する姿勢や、必ずしも成功とは言えないアメリカ時代も含めて、豊富な経験は、若い選手の多いチームに多大な影響を及ぼすはずです。

事実、「秋山獲得に参戦」の報道が出て以降、宇草や中村健などの若手外野手の活躍が目立つのは、定位置を狙う彼らの危機感の現れなのかもしれません。秋山がカープで2000安打を達成し、指導者としてチームに残れば、リーグ3連覇時の原動力となった石井琢朗(現DeNA野手総合コーチ)のような存在になるかもしれません。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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