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野球 コラム 2022年6月21日

【広島好き】週間MVP、野手は週間打率.625の捕手、投手は週間防御率0点の若手3投手。『週刊カープいいとこどり』6月17日~19日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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4日間のインターバルを経て再開したリーグ戦は、交流戦優勝チームと最下位チーム、その結果通りの3連戦となってしまいました。神宮球場での相性の良さを考慮して再編された先発ローテがことごとく崩れての3連敗。今季ワーストの5連敗で借金5、4位転落と最悪のチーム状況で、活躍した選手はいるのでしょうか。

大瀬良大地(4回4失点)、森下暢仁(6回途中4失点)、九里亜蓮(5回5失点)と先発陣が総崩れだった投手陣に比べ、野手陣ではこの3連戦で好成績を残した選手が意外と多くいました。

まず、3試合全てに1番で起用された野間峻祥は、18日の試合で今季初の三塁打を放つなど2安打1打点を記録し、3試合連続安打で週間打率.308、出塁率は.400をマークしました。2試合で2番に起用された宇草孔基は、17日の試合で先制タイムリーなど3安打で今季初の猛打賞、死球も併せて4打席全てで出塁し、週間打率.375となっています。

5、6番で起用された坂倉将吾と上本崇司は、奇しくも13打数5安打、単打4本と二塁打1本で塁打数は6、1打点、2三振で、週間打率.385、出塁率、長打率まで、全て同じという“世にも奇妙な”週間成績となりました。6月の月間打率は1割台と不振が続いた小園海斗も、初戦でタイムリーを放つなど5月26日以来となるマルチ安打を記録し、週間打率は.333と復調の兆しを見せています。

個人成績で高い数字を残した選手が多い中、強烈なインパクトを残したのが會澤翼。スタメンマスクを中村奨成に譲った17日の試合では、9回1死満塁のチャンスに代打で登場して凡打に終わりましたが、先発出場した翌日の試合では、今季1号となる先制本塁打にタイムリーなど、今季初の猛打賞となる3安打2打点の活躍。翌日も2試合連続の本塁打を放つなど2安打で、週間打率は.625、長打率1.375、OPS2.042と驚異的な数字で、野手MVPに選出します。

投手陣は前述した先発陣に加え、リリーフ陣も登板した8投手のうち、7人が失点と燦々たる結果に。そんな中、プロ初登板となったドラフト2位左腕・森翔平と松本竜也の2人のルーキーは、ともに2試合に登板して1失点も自責点はゼロで、週間防御率0.00をマークしました。

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