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【横浜好き】リーグ戦再開。ソトが球団歴代外国人出場記録でポンセに並び4位に。『週刊ベイスターズいいとこどり』6月17日~6月19日号
野球好きコラム by 大久保泰伸投手陣は先発の京山将弥が6回途中3失点で降板の後、4投手のリレーで4イニングを1失点のみに抑えた。無失点の田中、伊勢大夢がホールドを記録し、最後は山崎康晃が大山など当たっている阪神の中軸を、三者凡退に抑えて今季12セーブ目をマークした。勝ち投手となったのが、1回1失点のエスコバーで今季3勝目。通算18勝は球団の歴代外国人投手最多となり、同史上初となる通算300イニング登板も達成した。
投打の歴代外国人記録にスポットが当たった3連戦となりましたが、それぞれの記録の上位選手を見ると、出場記録1位はロバート・ローズ(1039試合)、2位ホセ・ロペス(738試合)、3位ジョン・シピン(728試合)と、球団史に名を残す有能助っ人の名前が挙がります。
その一方で、投手の勝利記録は2位がギジェルモ・モスコーソ(17勝)、3位タイでセドリック・バワーズとジョー・ウィーランド(ともに14勝)と、通算177セーブ(ベイスターズでは84セーブ)を記録したマーク・クルーンや通算101ホールドのスペンサー・パットンなどのリリーフ投手に比べ、先発タイプの外国人投手に当たりなし、ということが改めて判明しました。
そんな個人記録の話はさておき、チームは阪神に負け越し、借金「7」で単独最下位に転落。とは言え、5位中日とはゲーム差なしで、クライマックスシリーズ圏内まで浮上した3位阪神ともわずか1ゲーム差と、まだ悲観する状況ではありません。
ペナントレースはまだ折り返しにも達していませんが、まずは今週対戦する巨人(今季2勝5敗)、そして今季1勝7敗1分と分が悪い広島に勝ち越し、“横浜反撃”のリスタートといきたいところです。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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