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9回1死からチーム初ヒットの大谷翔平
エンジェルスは同じロサンゼルスに本拠地を置くドジャースとのフリーウェイシリーズで2連敗を喫し、本拠地で戦った相手にスイープを許したが、最後の最後に、少しだけ溜飲を下げることができた。もちろん、それをやり遂げたのは二刀流のスターの大谷翔平である。
大谷は現地6月15日(日本時間16日)に敵地ドジャースタジアムで開催されたドジャース戦に「3番・指名打者」で先発出場すると、9回一死から迎えた第3打席で三塁打を放ち、相手投手タイラー・アンダーソンのノーヒットノーランを阻止した。
『MLB.com』でエンジェルを担当するレット・ボリンジャー記者は、同日付で「オオタニが9回に三塁打を放ちノーヒットを阻止」と題した記事を投稿し、その中で、「エンジェルスは球団史上8回目にして1999年以来となるノーヒットを許すまで残り二死となったが、ここでショウヘイ・オオタニが右翼ラインへ三塁打を放ち、ノーヒットへの挑戦を終わらせた」と報じた。
そして、「それでもエンジェルスは4-1と厳しい敗戦を喫し、直近20試合のうち18試合を落とした」とし、「さらにエンジェルスは、9回にマット・ダフィがクローザーのクレイグ・キンブレルから適時単打を放ってオオタニを生還させるまで、25イニング連続無得点だった」と、チームの厳しい現状について伝えた。
記事では、一矢報いた大谷の長打について、「少なくとも、これでエンジェルスはノーヒットの屈辱から逃れることができた」としつつ、「これはネビン監督にも関わりのあることで、彼は12年に及ぶ選手としてのキャリアの中で、2度ノーヒットノーランの最後のアウトとなっているのである」とした。
同監督による「ノーヒットは食いたくないので、彼にとって9回に打つのは、タフな対戦だったし、タフな位置だった。彼はとても良い投球を打ったね。あれは(アンダーソンが)その前に彼を討ち取った投球だった」。
「彼はあれをコーナーへ引っ張ったが、私は夜遅い時間に彼が三塁打を打ち、今夜の長いフライトを経て明日投げることがちょっと心配になった。でも我々の知る限り、彼は大丈夫」とのコメントを伝えた。大谷は現地16日の敵地マリーナズ戦で先発マウンドに上がる予定となっている。
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