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野球 コラム 2022年6月15日

大好きな野球を、聖地神宮球場でプレイできることを噛み締めて|第71回全日本大学野球選手権まとめ

野球好きコラム by 岩瀬 孝文
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亜大の名物とまで表現される統制が取れたシートノックに、守備の際にベンチ前に並んだ選手らの掛け声が、良いリズムとなってチームに流れを引き寄せる。
ただこれはあくまで亜大野球のカラーであり、それもひとつ、東都1部チームはそれぞれに威厳と風格を持って試合に挑んでいる。

今大会は初戦から好試合が続いた。それも僅差の近大-亜大、富士大の好投手金村を攻略した大商大、東海大北海道の快投渡部投手に環太平洋大はそれを崩せずノーヒットノーラン。さらに東農大オホーツクの健闘ぶり、佛教大が明大戦でみせた粘りと延長タイブレイク勝利や、亜大-東日本国際大の1点をめぐるシリアスな攻防、福岡大との対戦で9回上武大の見事な逆転劇など、実に見応えがあった。

亜大-東日本国際大

福岡大ベンチ前

好投手ではツーシーム系の落ちるボールで優勝に貢献した青山投手(亜大)、最優秀投手賞を獲得した山本投手(佛教大)、しっかりと投げ切った加藤投手(上武大)、右横手から伸びやかに投げた松本投手(名城大)、右下手でつなぎに徹した上村投手(上武大)、その存在感が充分な金村投手(富士大)など。

青山投手(亜大)

上村投手(上武大)

山本投手(佛教大)

また、打者では大会新記録4本塁打と首位打者賞を受賞した上崎外野手(東日本国際大)、大砲感に満ちあふれた指名打者山下選手(亜大)と河野選手(上武大)、青山投手の落ちる球を本塁打した野口捕手(名城大)、強肩好打の進藤捕手(上武大)、シュアな打撃が光る宗山内野手(明大)などが注目を浴びた。

上崎外野手(東日本国際大)

この彼らが加わる侍ジャパン大学代表候補の合宿や試合も観戦の価値がありそうだ。
そして、ひと呼吸おいて始まる各地での夏合宿を経て、選手の成長がまた一層、素晴らしい。
そこから迎える秋季リーグ戦がとても楽しみになってくる。

文・写真:岩瀬孝文

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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