鈴木誠也、左手薬指の負傷が長引き復帰が遅れる

復帰が遅れる鈴木誠也

目下6連敗中のカブスにとって、追い打ちを掛けるような知らせである。『MLB.com』の伝えるところによると、左手薬指の突き指で負傷者リスト入りしている鈴木誠也の復帰が遅れる見通しになったとのことである。

同サイトは現地12日付で「引き続き指が腫れているためスズキの復帰は遅れる」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「カブスはヤンキースと対戦するこの週末に、外野手セイヤ・スズキを10日間の負傷者リストから外すことを期待していたが、彼の左手薬指はまだかなり腫れている」と伝えている。

鈴木は現地26日のレッズ戦で、二塁へ滑り込んだ際に突き指し、現地5月30日に10日間の故障者リスト入りしていたわけだが（5月27日に遡って適用）、記事では、「シカゴのデビッド・ロス監督によると、負傷を沈静化するため、医師の指示により、スズキは少なくともこれから5日間はバットをスイングしないとのこと」と伝えた。

また、同監督による「彼は本当にプレーしたがっている。我々はそれも考慮に入れようとした。彼は練習しようとしたし、少し頑張ろうとした。（負傷は）まだ若干治り切らないでいる。彼はおそらく85～90%くらい（の状態）。我々は皆、やろうとしていることに対して後退が生じるのは賢明でないとの結論に達した。確固とした予定表はない。我々は忍耐強く事に当たる」とのコメントを掲載した。

記事では、「6連敗中のカブスにはスズキのバットが不足している」と、ルーキースラッガーの重要性を説きつつ、「ニューヨークに到着して以降、彼にはそこまで痛みはない」としており、通訳を介した言葉として、鈴木ができる限り早くプレーに復帰したい意向であることも伝えている。