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野球 コラム 2022年6月1日

6月6日開幕!第71回 全日本大学野球選手権大会プレビュー

野球好きコラム by 岩瀬 孝文
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晴れて聖地神宮球場に学生たちが戻ってきた。
湿気を帯びる梅雨前に積極果敢な野球をみせたリーグ覇者が、ここ明治神宮野球場に集う。

近年の選手権において、いまひとつの成績に甘んじていた東都であるが、春季リーグ開幕戦となった大分シリーズの成功を見て、一気に復活のきざしを見せていた。
そこで伝統と気迫にあふれる亜大が素晴らしいまとまりで、早々と優勝を決めてしまった。それも絶対的エースでフォークボールを駆使する青山美夏人投手を軸に、とぎ澄まされた機動力と抜群の守備があった。

この東都は1部リーグで三つ巴の最下位争いとなり青学大、中央大、日大がそれぞれ1勝1敗で決着がつかず6月の決定戦へ突入。さらに東都2部からは東洋大が終盤に粘る立正大を振り切っての優勝、入れ替え戦へと進んだ。

これぞ戦国東都の名のごとく、華々しくも厳しい1部2部入れ替え戦など、緊迫した試合の連続でリーグを盛り上げた。
そういう勝負の荒波にもまれた亜大は今大会、確実に優勝候補といえそうだ。これに続くのは立大を押し切り優勝を果たした明大(東京六)、リーグ首位打者の宗山塁内野手を中心に切れ目のない打線が持ち味といえる。

明治大学 宗山塁 選手

また初戦では、過去に決勝へ進出した佛教大(京滋)が東海大(首都)と相まみえ、神奈川大(神奈川)と流経大(東京新)の試合巧者チームが対戦、その勝者にチャレンジを受けるシード明大の組み合わせだ。

東海大学

地方大学では、実力派エースで未知の力を備える金村尚真投手の富士大(北東北)、そして実力派両校の東北福祉大(仙台六)と九州共立大(福岡六)のゲームに注目が集まる。その勝者が技巧派右腕の村上幸人投手を擁する福岡大(九州六)と対戦する。

さらに勢いある同志社大に競り勝ちをみせた近大(関西)も豪快な野球で勝ち進み、シード亜大に挑むことになりそうだ。
上昇気運のある上武大(関甲新)はエース加藤泰靖投手の快速球を武器に快進撃が見られそうで、ともに神宮球場に慣れている天理大(阪神)と強打の野口泰司捕手が存在感を示す名城大(愛知)の対決は熱気を帯びる。

さらには前大会で北国旋風を巻き起こした東農大オホーツク(北海道)と東海大札幌(札幌)の北海道勢も大らかな野球で上位入りを目指す。
他には連続出場となる和歌山大(近畿)や静岡大(東海)、そして各地方リーグでは京大と東北大という国立大の健闘が光った春季だった。

文・岩瀬孝文

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岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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