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野球 コラム 2022年5月31日

【広島好き】苦しい交流戦で奮闘する野手キャプテン。『週刊カープいいとこどり』5月24~29日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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そんな先発陣総崩れの状況で、先週、唯一の勝ち試合となった25日は塹江敦哉森浦大輔、そして守護神の栗林良吏と、勝ちパターンの投手がいずれも被安打0の無失点と好投しましたが、彼らの出番はこの日のみでした。

ビハインドの展開を任される投手の中で、最も良い成績を残したのが新外国人のターリーで、4試合を投げて自責点0、ケムナ誠が2試合に登板して週間防御率0.00をマークしましたが、その他の投手は不安定な投球が続き、リリーフ陣も苦しい状況となっています。

そんな投手陣で、必然的に週間MVPとなるのが、先週唯一の勝ち投手となった遠藤淳志です。前回登板の巨人戦では8回まで無失点の投球を見せましたが、栗林が体調不良で登板できなかった事情もあり、プロ初完封を目指した9回に打たれてチームはサヨナラ負けと悔しい結果に終わりました。

その雪辱を晴らすべく、マウンドに上がった25日は、7回途中まで連打なしの被安打4、失点は2本のソロ本塁打のみの投球で、交流戦で自身初勝利をマーク。チームで交流戦の先発投手が勝利を挙げるのは、2019年の九里以来、実に3年ぶりの出来事となりました。

交流戦を6試合終えて、早くも単独で12球団最下位となってしまいました。特にソフトバンクとの3試合で26対1の惨敗は、衝撃の結果と言うしかありません。「今年もまた…」という雰囲気になりつつありますが、もちろんこのまま、単に「苦手」や「鬼門」の言葉で片付けていいわけもありません。今シーズンの結果につながってしまいかねない残り12試合。最低でも勝率5割を目指して、球団や首脳陣には何かしらの対策を打ってもらいたいところです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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