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横浜DeNAベイスターズ
リーグ最下位に終わった昨季、実はチームがもっとも輝きを放ったのが交流戦でした。優勝したオリックスなど4チームに勝ち越して3位。「横浜反撃」を狙う今季も、この期間を追い風にできるのか?まずはパ・リーグ上位相手の6試合、横浜DeNAベイスターズの“いいとこ”を見つけていきましょう。
◆5月24日(火)○4-3 ソフトバンク(横浜スタジアム)
プロ初の1番起用となった佐野恵太が4月1日以来の本塁打を含む3安打猛打賞。3番の宮崎敏郎と6番の桑原将志が、ともに2安打とオーダー組み替えが機能した。嶺井博希、代打起用された大和と、下位打線が打点を稼いだ。投手陣は先発の今永昇太が6回2失点。伊勢大夢が22試合目で初失点も、エスコバー、山崎康晃が8、9回を無失点で勝利を呼び込んだ。この日は1安打のみの牧秀悟だが、7回のピンチの場面での好守は「打点1」に値するビッグプレーだった。
◆5月25日(水)●2-8 ソフトバンク(横浜スタジアム)
大敗の中でのみどころは、1999年に沖縄尚学高をセンバツ優勝に導いたバッテリーの初対決。嶺井が1学年先輩の東浜巨から安打を放った。柴田竜拓はタイムリー二塁打に加え、遊撃守備でも1回転スローイングの美技で魅せた。牧が一時は同点となる11号ソロ本塁打。途中出場の倉本寿彦は2安打と、大量リードされた展開で意地を見せた。投手陣は敗戦処理ながら宮國椋丞と三上朋也が、6回から2イニングずつを無失点に抑えた。
◆5月26日(木)○5-1 ソフトバンク(横浜スタジアム)
3月31日以来の先発となった濱口遥大が7四球も、5回1失点で2勝目。交流戦はプロ入り以来、無傷の7連勝で史上4人目の記録となった。6回から平田慎吾、田中健二朗、エスコバー、伊勢が無失点、最後は山崎が締めた。濱口を援護したのが牧で、2試合連続本塁打に加え、守備でも1点リードの5回、1死2・3塁の場面で、前進守備なしの位置で捌いたゴロを本塁に好送球して失点を防いだ。関根大気が2本の二塁打に犠飛と活躍し、1番の佐野がまたも本塁打を放った。
◆5月27日(金)○1-0 西武(ベルーナドーム)
両チーム無得点の7回に決勝打を放ったのが関根。わずか4安打の打線に虎の子の1点をもたらした。この日の勝因は投手陣で、先発の大貫晋一が被安打3、4四死球と走者を背負いながらも3併殺と粘りの投球で8回途中まで無失点。後を継いだエスコバー、山崎が無安打で完封リレーを完結させた。エスコバーは、虫が苦手な大貫のためにベンチにいたカミキリムシを退治するなど、まさに“救援”の働きだった。
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