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野球 コラム 2022年5月30日

「よう、ジャッキー」ヤンキースのドナルドソンの発言が差別的な理由

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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あの偉大なイチローが、ヤンキースに在籍していた時のことだ。ストライクゾーンから大きく外れた投球も安打にしてしまう彼の卓越したバットコントロールを、現地のコメンテーターが「お箸打法」と称し、大炎上したことがある。

そのコメンテーター氏は、アメリカ人からするとある種芸術的とも思えるアジア人の箸使いに喩えたのだが、それは「アジアの食文化をイジる行為」であり、アメリカ社会においてマイノリティであるアジア人を見下しているとも解釈できる発言だった。

この状況に対し、「行き過ぎたポリコレ(特定のグループに対し、差別的な意味を持たぬよう誤解を招かぬよう、中立な表現をすること)」と賛同できぬ声もあると思う。しかし、これが他民族国家アメリカでの現在のコンセンサスだし、ぼく自身はこれが良くない傾向だとは思っていない。

イチローのバットコントロールはあくまで、人種や民族性に触れることなく褒め称えるべきだったし、アンダーソンもその実力や実績で形容されるべきだった。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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