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大谷翔平、この日は5打数2安打
前夜の試合で日米を通じてキャリア初の満塁弾を放つなど、打席での復調が著しいエンジェルスの二刀流スターが、試合前に昨季の功績を表彰された現地5月10日(日本時間11日)のレイズ戦でも長打をマークした。
本拠地エンジェルスタジアムにて、試合前に2021年シーズンに獲得したア・リーグMVP、コミッショナー特別表彰、シルバースラッガー賞、そしてエドガー・マルティネス賞を表彰された大谷翔平は、8回の第5打席にスクランブル登板した野手のブレット・フィリップスからフェンス直撃の二塁打を放つなど、5打数2安打で打率を.258へ上昇させた。
ちなみに、続くアンソニー・レンドンの打席では、本来右打者ながら、マウンドに上がった野手を相手に左打席に入り、右中間スタンドへ2ラン弾を放つという珍事が発生した。しかし、何と言ってもこの日の主役はルーキーながら、ノーヒットノーランを達成したリード・デトマーズだった。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は試合後、「ルーキーのデトマーズがキャリア11回目の先発登板でレイズを無安打に」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「火曜のレイズ戦を前に、エンジェルスのジョー・マドン監督は、ルーキー左腕のリード・デトマーズは、最近の先発登板で進歩を見せているものの、まだマウンド上でトップギアには達し切っていないと述べていた」とした上で、「デトマーズはそれ以上のことをやってのけた」と続けた。
そして、「22歳は先発登板わずか11試合目で、レイズを相手にノーヒッターを達成したのである。彼はわずか2奪三振1四球ながら、タンパベイの打者を翻弄し、ゴロで11個、フライで8個のアウトを奪った。彼はノーノーをマークするのにキャリアハイの108球を要し、最後はヤンディ・ディアスをショートゴロに打ち取った」と伝えた。
記事によると、エンジェルスの球団史上、ノーヒットノーランは今回が12回目であり、直近の2019年7月12日の試合は、テイラー・コールとフェリックス・ペーニャによる継投での達成だったため、個人での達成となると、2012年5月2日のジェレッド・ウィーバー以来とのこと。また、今季MLBにおけるノーヒッターはこの試合が2例目だが、1例目のメッツによるノーヒッターは継投での達成であり、個人での達成は今季初となる。
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