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菊池雄星、好投も勝ち星はつかず
ブルージェイズの菊池雄星は現地5月10日(日本時間11日)、今季2勝目を期して敵地でのヤンキース戦に先発登板すると、前回の対戦で今季初勝利を挙げた打線を6回途中まで無安打に抑えるなど好投するも、6回一死1・3塁の場面で降板。
交代で登板したイミ・ガルシアがジャンカルロ・スタントンに同点3ランを被弾したため、菊池に勝敗はつかなかった。とは言え、菊池はこの試合、5回1/3を投げ2安打2失点、7奪三振2四球と、ブルージェイズでの初勝利を挙げた前回に続き、着実に前進していることを印象付けた。
試合はその後、菊池の救援に失敗したガルシア、投手コーチ、さらにはブルージェイズのチャーリー・モントヨー監督が退場になる荒れた展開となり、ヤンキースがアーロン・ジャッジのサヨナラ2ランで、6-5の勝利を収めた。
以上の試合展開から、全国紙『USAトゥデイ』は同日付で電子版に「トロント・ブルージェイズは、対ヤンキースでの破滅的な1イニングでノーヒッター、リード、投手、そしてコーチを失う」と題した記事を掲載。その冒頭で、途中までヤンキースを無安打に封じた菊池の好投について触れた上で、6回の顛末(菊池の被安打、ガルシアの被弾、ガルシアの与死球による退場、投手コーチの退場)について伝えた。
一方、ニュージャージーのローカルニュースサイト『NJ.com』は「ヤンキースがブルージェイズのユウセイ・キクチによるノーヒッターを懸けた投球を6回に打ち破る」と題した速報記事を掲載し、このところ貧打に悩まされていたヤンキース打線が、前回トロントで対戦した際に苦しめられた日本人投手から、6回にようやくこの試合の初安打をマークした事実を伝えた。
菊池は次回、現地16日(日本時間17日)に本拠地で行われる古巣マリナーズとのシリーズ初戦で登板予定となっている。
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