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大谷翔平は1番・投手兼指名打者
エンジェルスの二刀流スターが打席で新たな史上初を達成しつつ、マウンド上で支配的なパフォーマンスを披露した。
現地4月20日(日本時間21日)に敵地ミニッツメイドパークで行われたアストロズ戦に、「1番・指名打者兼投手」のリアル二刀流で先発出場した大谷翔平は、初回の第2打席で2点適時二塁打を放つと、その後はマウンドで無双レベルの投球を披露。昨季のアメリカ・リーグ王者に対し、6回81球を投げ、1安打無失点、自己最多タイの12奪三振と快投し、今季初勝利を挙げた。
『MLB.com』は同日付で「オオタニが打席で歴史を使った後に、あと少しでパーフェクト投球」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「1900年以降ではメジャー史上初の登板前に2打席をこなした先発投手となった」と伝えた。
記事によると、マウンド上で圧巻のパフォーマンスを見せた大谷について、エンジェルスのジョー・マドン監督は、「今夜の彼は最高の状態だった。素晴らしいパフォーマンスだった」とコメント。
続けて、「彼はヒューストンに煮え湯を飲まされるのはもう十分と感じ、試合ではマウンドと打席の両方で、どうにかしてそれを変えようと思ったのだと思う。彼の投球は並外れていた。言葉で言い表すことさえ不可能だ。繰り返しになるが、フィールドレベルから見て、あれは驚異的だった。彼について、私が今まで見た中でベストだった」と述べたとのこと。
ちなみにヒューストンを天敵としていた投手・大谷は、これまで対アストロズの成績を0勝3敗、防御率5.92としていたが、指揮官の言葉通り、力と技で相手打線をねじ伏せる投球により、その負の歴史に終止符を打つ格好となった。
なお、大谷はこの試合、5回1/3まで打者16人全てを討ち取るパーフェクトピッチングを披露したのだが、『ニューヨーク・ポスト』は電子版の記事で、以下のように伝えた。
「オオタニはマドン監督が、投球数を85球に制限するかもしれないと言っていた夜に、81球を投げた。しかし、マドン監督は試合後、完全試合が損なわれなければ、投球数に関係なく、彼を降板させることはなかったと述べた」と伝え、マドン監督による「数字はない。彼は完全試合を達成しようとしていた。私は選手の偉業の妨げとなることはない。絶対にね」とのコメントを掲載した。
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