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◆4月16日(土)○6-0 ヤクルト(横浜)
連敗ストップの立役者となったのが上茶谷大河。力のある速球を軸に、カットボールや新球シュートなどの変化球を効果的に使い、91球の省エネ投球でプロ初の無四球完封勝利をマークした。
今季最多14安打の打線は、佐野、宮崎敏郎、大和の3人が3安打猛打賞を記録。ソトが2試合連続となる先制2ランを放ち、宮崎の2ランと佐野の2点タイムリーでクリーンアップが全打点を記録した。今季初スタメンとなった1番・ライトの宮本秀明と7番・セカンドの藤田がいずれも安打を放った。
◆4月17日(日)●4-5 ヤクルト(横浜)
今季初勝利を目指した大貫晋一が6回2失点と好投も、エスコバー、クリスキーの助っ人リリーバーが打たれて逆転負けを喫した第3戦でも、開幕時は控えや不在だった選手が活躍した。
1番・ライトでスタメン出場した大田泰示が先制点となる移籍後初本塁打を放ち、スタメンマスクの嶺井も追加点となる2点タイムリー二塁打。大和が5試合ぶりとなる打点をマークし、関根大気もスタメンで2安打を記録。ソトはこの試合もマルチ安打で打率は.476となった。
5試合で1勝4敗とコロナ禍の影響が否めなかった1週間でしたが、代わりに昇格した選手が軒並み結果を残し、ダメージよりもむしろ今後への期待が広がった印象もあります。この期間でも石田健大の陽性が新たに発覚するなど、今後も離脱者が出ることが避けられない状況のようですが、逆に言えば多くの選手にチャンスが訪れるシーズンでもある、と前向きに考えていきたいと思います。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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