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鈴木誠也、3打点の活躍
本拠地リグレーフィールドでのメジャー開幕を迎えたシカゴ・カブスの鈴木誠也が、理想的と言うと大袈裟かもしれないが、かなり順調なスタートを切っている。
現地4月9日(日本時間10日)、前日の荒天による中止をはさみ、ミルウォーキー・ブルワーズとの開幕シリーズ第2戦に「6番・右翼」でスタメン出場した27歳は、メジャー初打点をマークするなど、3打数1安打3打点と、同地区のライバルに9-0と大勝したチームの開幕2連勝に大きく貢献した。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で「カブスの新たな攻撃的青写真が大勝で示される」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「今季、カブスが集めた打線には、近年におけるお馴染みの名前は不足しているかもしれないが、それは球団が攻撃で得点を生み出す能力に不足していると考えていると言うことにはならない」と、新戦力が機能していることを示した。
記事のトップには、鈴木が初打点を記録した犠飛のシーンの動画がはめ込まれており、これについてバスティアン記者は、注目すべきポイントという観点から「コンタクト能力」という副題を付け、本文の中で、「セイヤ・スズキと(ウイルソン)コントレラスは投球を右翼へ強く弾き返しつつ、打球に対するミシガン湖からの強風でアウトになった打者の1人だった」と伝えた。
なお、このライバル対決は、開幕戦からの2試合で計5死球と荒れた内容となっており、この試合でも8回にカブスのキーガン・トンプソンが報復のための故意と思われる死球をブルワーズのアンドリュー・マカッチェンに当てた際、ブルワーズのダグアウトから選手たちが飛び出し、一触即発というシーンがあった。
ちなみにカブス側は外野からジェイソン・ヘイワードが猛ダッシュで現場へ駆けつけ、新入りの鈴木は最後の方にアリバイ的に現場入りしたのが、なんとなく微笑ましかった。ご存知の通り、報復死球はMLBの“文化”の一部であり、最後の死球を受けた側の試合後のコメントが興味深かったので、ここに紹介しよう。
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