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野球 コラム 2022年4月1日

大谷翔平、「大谷ルール」採用でリアル二刀流の本領を発揮

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷ルールが正式決定

二刀流スターが「大谷ルール」(打順に入った先発投手が降板後も指名打者で出場を続けられる新ルール)の呼び名の所以をプレーで説明した。

今季エンジェルの開幕投手を務めることが決まっている大谷翔平は、現地3月31日(日本時間4月1日)に行われたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)に「1番・投手兼指名打者」で先発出場し、投打の両方でその存在感を遺憾無く発揮した。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で「オオタニ・ルールの承認後、ショウヘイが二刀流出場に満足感を示す」と題した記事を投稿した。

その冒頭で、「これは、二刀流センセーションのショウヘイ・オオタニが、エンジェルスのリードオフヒッターとして出場して3打数1安打1打点としつつ、投手として4つの三振を奪い、時速99マイル(159キロ)に達するカットボールを投げたカクタスリーグの先発試合だった」とした。

その上で、「NFLのスーパースター、J.J.ワット(アリゾナ・カージナルス)でさえ、オオタニに声援を送るべく、フェニックスのアメリカンファミリーフィールドにやって来たのである」と、オープン戦でも、多くの注目を集める大谷の人気ぶりについて伝えた。

さらに記事では、投手・大谷について、「オオタニは3回1/3で65球を投げたことに満足した」とし、この試合でのパフォーマンスについて、「現アメリカン・リーグMVPのオオタニは、2安打3失点(自責2)、4四球としたものの、4月7日にエンジェルスタジアムで開催されるアストロズ戦で、彼のキャリアで初となる開幕投手を務める前の最後の調整での投球について満足感を示した」と伝えた。

また、開幕戦についてボリンガー記者は、「彼は先発登板する開幕戦で、リードオフヒッターを務めることになり、マウンドでは85~90球を投げるところまで仕上げるものと見られる」との見通しを示した。

記事によると、マウンド上の大谷についてチームを率いるジョー・マドン監督は、「昨年とその前の年の違いは、95マイル(153キロ)以上の速球を多く目にしたことだった」とコメント。

「彼は、もう92~93マイル(148~150キロ)の打ちやすいボールを打者に対して投げたくないとの思いから、腕の状態を良くするよう取り組んでいる。今日も良い速球だったし、(2点適時二塁打を打たれた)アダメスへのスプリットは抜けてしまったのだと思うが、それ以外はとても良い内容だった」と述べたとのこと。

「大谷ルール」が施行される新たな時代の幕開けへ、主役の調子は整いつつあるようだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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