人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2022年3月10日

【横浜好き】3ケタを背負った育成選手の奮闘『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

米国で1年間を過ごした後、父親の知人を通じて親交のあったアレックス・ラミレス前監督の紹介で茨城の入団テストを受験し、1年でNPB入りを果たしました。

野手の2人は,、今季はひとまず二軍で実績を積むことになりそうですが、6日のオリックス戦で登板した石川達也は、支配下登録から開幕一軍の声もあるほど高評価を受けています。6回から2番手として登板した石川は、昨季本塁打王の杉本裕太郎から空振り三振を奪うなど、パ・リーグ王者相手に2イニングを投げて被安打1、3奪三振、無四球の好投で支配下へアピールしました。

横浜生まれで、地元きっての名門校である横浜高校出身の石川は、小学生の頃に球団イベントに参加し、当時は現役だった三浦監督と交流した経験も持つ生粋のハマっ子です。

横浜高校3年時には、藤平尚真(現楽天)との2枚看板で甲子園に出場し、法政大学でも鈴木昭汰(現ロッテ)らとともにドラフト上位指名の評価を受けていましたが、4年春に左手首を骨折して育成での指名となりました。プロ1年目の昨季はイースタン・リーグでチームトップの4勝、防御率2.35をマークし、支配下登録は目前と言われています。

昨季も育成ドラフトで3名を指名するなど、現在は故障リハビリ組の選手と外国人選手も併せて、11名の育成選手がチームに所属しています。最近10年間で6度の日本一に輝いたソフトバンクは、早い時期から大量の育成選手を獲得し、他の追随を許さない選手層の厚さを誇るチームとなりました。

育成から足という一芸を武器に、侍ジャパンの一員まで上り詰めた周東右京は、村川と大橋にとって理想の将来像と言えるのではないでしょうか。ベイスターズから第2の周東、第2の千賀滉大が登場する日も、そう遠くないのかもしれません。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ