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野球 コラム 2021年12月30日

2021年のさようなら「追悼編」ー 名将というよりチアリーダーのラソーダ / アーロン対王の本塁打競争 / ボール8個を掴むリチャードー

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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個人的に思い出深いのは、70年代に船便で取り寄せた「スポーティング・ニューズ」で見た彼の写真だ。何と右手で8つのボールを掴んでいた。「なんちゅうばかでかい手や!」ぼくの中のリチャードのバケモノイメージは増幅された。

1980年、リチャードは例年以上のスタートを切った。初選出の球宴でも先発し、2回無失点だった。しかし、この頃には腕や指先の痺れを訴えるようになった。病院で検査を受けると右鎖骨下の動脈がほぼ塞がっている状態だったが、医師は手術までは必要ないと判断した。その5日後、彼は試合前の練習中に昏倒した。手術後はメジャー復帰を目指したが、夢は叶わず。引退後は、2度の離婚とその慰謝料負担、投資の失敗と災難続き。一時は路上生活者となったが、牧師となりその後はホームレスコミュニティへの支援活動で地域社会に貢献した。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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