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野球 コラム 2021年12月5日

ベスト8激突。快進撃のJR東日本東北と盤石の内容で勝ち上がったセガサミー、2年連続ベスト8のHonda熊本と接戦を制してきた東邦ガスの対戦。都市対抗野球大会・12月6日(月)のみどころ

野球好きコラム by 大島 和人
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12月6日(月)準々決勝2試合

11月28日(日)に開幕した第92回都市対抗野球大会。12月6日(月)は準々決勝の2試合が行われる。

◆14:00 JR東日本東北(仙台市)vs.セガサミー(東京都)

JR東日本東北が快進撃を見せている。1回戦でまず前回大会王者・Hondaを下すと、2回戦はNTT西日本を相手に9回裏に4点差をひっくり返す大逆転勝ち。6年ぶりのベスト8入りを決めた。

1回戦、2回戦と先発を任されたのが駒澤大学出身の新人右腕・竹本祐瑛。186センチ・93キロの大型で、最速147キロの速球を持つ本格派だ。中4日の2回戦は4回3失点で降板したものの、予選からチームのエースとして存在感を示している。七十七銀行から補強された右腕・松葉行人は、2試合ともリリーフで好投している。彼も桜美林大学出身の新人だが、速球は149キロを記録し、今大会で評価を大きく上げている。

投手陣は竹本、松葉と左腕・櫻糀大輝の3人で2試合を乗り切った。ただ、連戦になると32歳のベテラン左腕・西村祐太の出番もあるだろう。西村は2017年の日本選手権で大会史上初の完全試合を達成した技巧派だ。打線は3番センターの鈴木聖歩が7打数4安打3打点と大当たり。また大西蓮、若林蒼太、望月直也ら代打陣の好調ぶりも目につく。

セガサミーは1回戦で北海道ガスを10-1で退けると、2回戦は日本製鉄かずさマジックを8-0と一蹴。2試合とも盤石の内容で、2年連続のベスト8入りを決めている。エースの草海光貴は1回戦で8イニングを投げると、中3日の2回戦も7イニングを投げ切って勝ち投手になった。15イニングの失点はわずか1と、内容も万全だ。170センチと小柄な右腕だが、最速147キロの速球とカットボール、スライダーを武器に凡打を量産していく“技”が光る。

とはいえ中3日、中2日と試合感覚が詰まる連戦で、準々決勝以降は2番手以降の投手陣がカギになる。左腕・横田哲はここまでまだ登板がない。上武大学時代は大学野球選手権制覇に貢献した29歳の技巧派左腕で、東京2次予選は14回3分の2を零封して優秀選手賞を受賞している。オリックス・バファローズ6位指名の右腕・横山楓の登板も楽しみだ。

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