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野球 コラム 2021年12月5日

【ハイライト動画あり】Honda熊本、東邦ガス、ENEOSが接戦を制し、ベスト8進出。都市対抗野球 12月4日の結果

野球好きコラム by 大島 和人
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阿部は東洋大から入社して3年目の左腕で、大学の同期にはプロ入りした投手が4人(甲斐野央、上茶谷大河、梅津晃大、藤井聖)いる。今大会はSUBARUからの補強で、日立製作所に加わっていた。

阿部はキレのある速球に加えて、右打者の外角を突くチェンジアップが特に有効だった。初回に東邦ガスの1番・大木惇司から三振を奪うと、7番・高垣鋭次まで7連続奪三振を達成。第49回大会(1978年)で東京ガスの松沼博久投手が記録して以来、史上2人目となる快投を見せる。

阿部は7回一死1・2塁の場面で降板したものの失点はゼロ。被安打2、四死球1、奪三振11という抜群の内容だった。しかし、打線も東邦ガスの先発・辻本宙夢を打ちあぐね、点差を広げられない。東邦ガスは8回裏、3番・比嘉龍寿が二死1・2塁からレフトにタイムリー安打を放ち、同点に追いつく。

10回以降はタイブレーク方式が導入され、攻撃は一死満塁からの開始。東邦ガスは10回から2番手に広島東洋カープ5位指名の右腕・松本竜也を起用し、先攻の日立製作所を連続三振に封じて得点を許さない。

東邦ガスは10回裏、4番・若林俊充がファウルで10球目まで粘り、押し出しの四球をもぎ取った。東邦ガスが延長タイブレークを制し、2-1のサヨナラ勝ちを飾っている。

都市対抗野球2021

【ハイライト】東邦ガスvs. 日立製作所

○ENEOS(横浜市)3-1 日本通運(さいたま市)●

ENEOS |0 0 1 0 0 0 1 1 0|3
日本通|0 0 0 1 0 0 0 0 0|1

日本通運は相馬和磨、ENEOSは吉村貢司郎が先発。ENEOSは3回、二死無走者から9番・柏木秀文、1番・金子聖史の連続安打で1・2塁のチャンス。ここで2番・川口凌がレフト前にタイムリー安打を放って1点を先制する。日本通運も4回、3番・稲垣誠也が一死からライトにソロ本塁打を放って同点に追いつく。試合はそこから膠着した状態に。

ENEOSは東芝から補強された吉村貢司郎が素晴らしい投球を見せた。最速153キロの速球はもちろん、四死球が7イニングで1つと制球も安定。日本通運の勝ち越しを許さない。ENEOSの打線は7回、二死1・3塁から日本通運の2番手投手・釘宮光希を捉える。チームのキャプテンで2番の川口凌が、この日2本目のタイムリー安打を放ち、貴重な勝ち越し点を挙げた。

ENEOSは8回にも7番・瀧澤虎太朗が二死1塁から、左中間を破る二塁打を放つ。一塁走者の小豆澤誠が俊足を飛ばしてヘッドスライディングで生還し、リードを広げた。ENEOSは8回からリリーフした柏原史陽が2イニングを抑え、3-1と接戦を制している。

文:大島和人

都市対抗野球2021

【ハイライト】ENEOS vs. 日本通運

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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